鍼灸院ゆりの花の施術例
顎関節症による歯、顎、頬、こめかみの痛み
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頭
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顔
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肩
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背中
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女性
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30代
2024-12-03
病院での診断
左顎関節症(ストレスからくる自律神経の乱れによる痛み)
これまでの経過
以前より歯科医から食いしばりが強く顎関節症という診断、治療としてスプリント(治療用マウスピース)を就寝時につけている。
ー1か月半前ー
左側切歯、顎、ほほ、こめかみの痛みが強くなり、特に就寝中が最も辛く、処方された鎮痛剤を1週間服用して治まる。その後、問題なく過ごす。
ーその1か月後にあたる現在から2週間前ー
再び同様の症状が出る。今回は痛みがさらに強く、体を横にするより起き上がっているほうがまだマシというレベルで眠れず、鎮痛剤以外に市販の鎮痛の塗り薬を左顔面部に塗っている。日中も痛み、食事で噛むと痛みが増強する。
ー翌日ー
薬を使っても対処療法でしかなく、また歯科医から顎の痛みは鍼治療も良いと聞いたことを思い出して来院。
随伴症状:先月はたまに頭痛があり、3日に1回めまいがあった
現在、貧血のための鉄剤、甲状腺ホルモン値低値のためチラージンも服用中
ー1か月半前ー
左側切歯、顎、ほほ、こめかみの痛みが強くなり、特に就寝中が最も辛く、処方された鎮痛剤を1週間服用して治まる。その後、問題なく過ごす。
ーその1か月後にあたる現在から2週間前ー
再び同様の症状が出る。今回は痛みがさらに強く、体を横にするより起き上がっているほうがまだマシというレベルで眠れず、鎮痛剤以外に市販の鎮痛の塗り薬を左顔面部に塗っている。日中も痛み、食事で噛むと痛みが増強する。
ー翌日ー
薬を使っても対処療法でしかなく、また歯科医から顎の痛みは鍼治療も良いと聞いたことを思い出して来院。
随伴症状:先月はたまに頭痛があり、3日に1回めまいがあった
現在、貧血のための鉄剤、甲状腺ホルモン値低値のためチラージンも服用中
鍼灸院としての診断
問診のお話の中で、2か月前に心身に苦痛を伴うストレスがあったとご本人が自覚されていることと
緊張のせいか肩に力が入っている印象があり実際に背部から後頭部、側頚部にかけて張っていてコリもある。左顔の頬骨下周辺に圧痛あるけど熱感はなし。開口・閉口時には痛みは出ず、開口の可動域所見も問題なし。噛むときに痛みが出ることから痛む筋肉は咬筋と考える。
先月は季節の変わり目で天候も変動が大きく頭痛やめまいが何度もあることから、元からあるストレスに気候の変動の要因が重なり、炎症ではなく自律神経の乱れによるものという歯科医の診断と一致する。
ストレスや姿勢による上背部・頚部・頭部の過緊張と、ストレスでの無意識の食いしばりで咬筋、周囲筋の頚部、側頭部に負担がかかることにより症状が出ていると考える。
緊張のせいか肩に力が入っている印象があり実際に背部から後頭部、側頚部にかけて張っていてコリもある。左顔の頬骨下周辺に圧痛あるけど熱感はなし。開口・閉口時には痛みは出ず、開口の可動域所見も問題なし。噛むときに痛みが出ることから痛む筋肉は咬筋と考える。
先月は季節の変わり目で天候も変動が大きく頭痛やめまいが何度もあることから、元からあるストレスに気候の変動の要因が重なり、炎症ではなく自律神経の乱れによるものという歯科医の診断と一致する。
ストレスや姿勢による上背部・頚部・頭部の過緊張と、ストレスでの無意識の食いしばりで咬筋、周囲筋の頚部、側頭部に負担がかかることにより症状が出ていると考える。
治療方針
鍼をしてみたいけど、痛みには敏感というご本人から申告があったためなるべく弱い刺激で施術する
まずは痛みの緩和を優先として、患部や背部から頭、首など関連する部位の緊張をとる。
まずは痛みの緩和を優先として、患部や背部から頭、首など関連する部位の緊張をとる。
治療内容
ー初回ー※全て一般鍼灸メニュー
刺激が強くならないように細い鍼で刺鍼するが、緊張が強いため方針変更して鍼は使用せず棒灸で全体温める施術で痛み緩和させる。側臥位でリラックスしたご様子で施術を受ける。他、遠隔的にツボをとってお灸する。施術前より施術後痛みが半減したことから初回施術終了。
ー2回目ー
前回施術後は翌日までは良かったが2日前の夕方から頬の痛みが強くなり、痛みのせいか車酔いみたいに気持ち悪くなり、呼吸も浅い。患部からの気持ち悪さが頭全体から背部に伝わり、ひどいと手までしびれる。また左の患部から右の頬までじわじわと痛みが迫ってくる。
ご本人からもう一度鍼をしてみたいということで鍼施術も行う。
まず腹部で反応がある個所とツボに数か所に鍼とお灸をして気持ち悪さをとる。
呼吸が楽になったことを確認してから、左側臥位で上背部、頚部、側頭部、顔面部に鍼とお灸で施術する。鍼は細いものを使用して、2mm程度の浅い刺入~鍼の頭につけるもぐさが倒れない程度の深さの刺入と必要に応じて刺入法を変える。施術前より痛みが6割軽減したことから施術終了
ー3回目ー
前回施術後、夜にまた顎の痛みがぶり返す。就寝中にカイロで首肩を温めると症状が軽減する。翌日には痛みが引いて、食事は硬いもの以外は普通に咀嚼しても疲れないが、食後は少し吐き気が残る。たまに患部にビリビリと刺激がありその時は火事が拡がるような感じで左側頭部・首・肩や右頬まで痛みがある。その他、めまいを下向いた時に感じる。施術後よりまた1割ほど全体症状が軽減して顎の痛みは2割残る程度の状態を保つ。
鍼灸の刺激は大丈夫だったということで、前回同様の刺激でうつ伏せでの施術も行う。
施術前の状態も悪くないので劇的な変化は感じにくいが効いていると思うということで施術終了
ー4回目ー
前回施術後、翌日にまた痛みが出たがまた落ち着く。患部を押すと硬く痛い感じはあるが、食事は硬いもの以外は咀嚼しても疲れず、気持ち悪さもない。睡眠もとれるようになって、肩こりも温めると楽だったが今はそれも必要なくなっている。元の生活に戻れるようになり、気分も前向きになりウォーキングしている。最悪だった時のレベルが10から今は0.1~0.5に軽減。
再発予防のために3回目同様の鍼灸施術を行う。
今回の症状が軽減して日常生活を問題なく過ごせているということで顎関節症としての施術を終了する。
刺激が強くならないように細い鍼で刺鍼するが、緊張が強いため方針変更して鍼は使用せず棒灸で全体温める施術で痛み緩和させる。側臥位でリラックスしたご様子で施術を受ける。他、遠隔的にツボをとってお灸する。施術前より施術後痛みが半減したことから初回施術終了。
ー2回目ー
前回施術後は翌日までは良かったが2日前の夕方から頬の痛みが強くなり、痛みのせいか車酔いみたいに気持ち悪くなり、呼吸も浅い。患部からの気持ち悪さが頭全体から背部に伝わり、ひどいと手までしびれる。また左の患部から右の頬までじわじわと痛みが迫ってくる。
ご本人からもう一度鍼をしてみたいということで鍼施術も行う。
まず腹部で反応がある個所とツボに数か所に鍼とお灸をして気持ち悪さをとる。
呼吸が楽になったことを確認してから、左側臥位で上背部、頚部、側頭部、顔面部に鍼とお灸で施術する。鍼は細いものを使用して、2mm程度の浅い刺入~鍼の頭につけるもぐさが倒れない程度の深さの刺入と必要に応じて刺入法を変える。施術前より痛みが6割軽減したことから施術終了
ー3回目ー
前回施術後、夜にまた顎の痛みがぶり返す。就寝中にカイロで首肩を温めると症状が軽減する。翌日には痛みが引いて、食事は硬いもの以外は普通に咀嚼しても疲れないが、食後は少し吐き気が残る。たまに患部にビリビリと刺激がありその時は火事が拡がるような感じで左側頭部・首・肩や右頬まで痛みがある。その他、めまいを下向いた時に感じる。施術後よりまた1割ほど全体症状が軽減して顎の痛みは2割残る程度の状態を保つ。
鍼灸の刺激は大丈夫だったということで、前回同様の刺激でうつ伏せでの施術も行う。
施術前の状態も悪くないので劇的な変化は感じにくいが効いていると思うということで施術終了
ー4回目ー
前回施術後、翌日にまた痛みが出たがまた落ち着く。患部を押すと硬く痛い感じはあるが、食事は硬いもの以外は咀嚼しても疲れず、気持ち悪さもない。睡眠もとれるようになって、肩こりも温めると楽だったが今はそれも必要なくなっている。元の生活に戻れるようになり、気分も前向きになりウォーキングしている。最悪だった時のレベルが10から今は0.1~0.5に軽減。
再発予防のために3回目同様の鍼灸施術を行う。
今回の症状が軽減して日常生活を問題なく過ごせているということで顎関節症としての施術を終了する。
施術回数・頻度・期間
施術回数:4回
期間:2週間(1週間に2回ペース)
眠れないほどの痛みということで、早く症状をとるために1週間に2回ペースをおすすめする。
患者様の施術後はいつも好転反応があり
「血流良くなり眠気がきて休む→一時的に悪化したような現象→次第に治まって施術後よりも好転する」という経過を辿りながら回復してきた。
好転反応については個人差はあり、施術後に一時でも悪化した時は不安になられたと思う
期間:2週間(1週間に2回ペース)
眠れないほどの痛みということで、早く症状をとるために1週間に2回ペースをおすすめする。
患者様の施術後はいつも好転反応があり
「血流良くなり眠気がきて休む→一時的に悪化したような現象→次第に治まって施術後よりも好転する」という経過を辿りながら回復してきた。
好転反応については個人差はあり、施術後に一時でも悪化した時は不安になられたと思う
施術後のケア
顎の痛みやめまいなど寝ている姿勢が誘発要因の一つと考えて寝方の指導。
今後は別の気になる悩みがあるということで再発予防も合わせて引き続き診ていく。
今後は別の気になる悩みがあるということで再発予防も合わせて引き続き診ていく。