𠩤田はり灸整体院の施術例

右前太ももの痛み

2024-07-11

病院での診断

神経痛

これまでの経過

長距離走をしていて1カ月ほど前から右大腿前面が痛い。病院に行って検査を受けたが、骨などには異常がなく「神経痛」と診断された。専門の病院を紹介すると言われ、どうしようか悩んで親に相談した所、当院を勧められて来院されました。

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鍼灸院としての診断

膝を伸ばす時に膝右上の大腿直筋、腸脛靭帯、外側広筋にかけて痛みが出る。ただしそこだけ施術すれば良いわけではありません。患部に負担がかかっている原因を考える必要があります。

問診すると他にも以前に右大腿二頭筋の肉離れや、左足首の捻挫歴があり、立位姿勢では反り腰になっている。練習できないストレスで過食にもなっているとのこと。他にも主訴はありましたが説明が複雑になりますので省略させて頂きます。

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治療方針

患部の他、右大腿前面に負担がかかっている原因に一つずつアプローチしていきます。

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治療内容

初回

① まず患部付近の圧痛点に鍼をしました。

② 左足首の捻挫歴から、普段からバランスを取る為、右大腿に負担がかかっていると診断、調べるとやはり左距腿関節のはまりが悪かったので入れ直す。

③ 反り腰になっており、骨盤が前に傾き、大腿前面の筋肉が収縮させて負担がかかっている状態なので、側臥位でストレッチ。

④ 拮抗筋であるハムストリングスの他、連動して動く臀部、腰にパルス鍼。

⑤ 大腿前面には胃経が流れている。過食による胃経の実反応とみて、左背4-2Kに反応があったので瀉法の鍼。

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施術回数・頻度・期間

3日後に来院。再度問診すると、「右前太もものの動作痛は半分以下になりました。ただ翌日は鍼をした所が一部うずいた所がありました、今は無いですけど」とのこと。

慢性痛の場合、一度に気血を動かし過ぎると、好転反応が出る時があります。こういった場合は患部から離れた治療点を中心に行います。上記の②~⑤に+左背4―5Kと右期門、右F2、F6に施術を行いました。施術後「さらに痛みが減りました」と喜んで頂い

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