はりきゅう処えのんの施術例

肩

在宅ワークによる肩こり

2021.01.10

これまでの経過

1ヶ月前から肩と首がコリやすくなり、時には頭痛が起きるようになった。体の不調が起こる少し前から仕事が在宅勤務になり、家での仕事が増えた。近所のマッサージに行ったのだが、もみ返しが強く反対に体の痛みが強くなってしまった。他の方法を探してみたところ、「鍼がいいのでは?」と考え、コロナに負けるなキャンペーンのキャッチコピーが気になり、当院に相談に来られた。

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鍼灸院としての診断

普段は、自宅で仕事をすることがないとのことから、PC仕事をするためのデスクや椅子が合ってないのだと考えた。また、マッサージをしてもみ返しがあったことから原因は単純に首や肩が凝っているわけではないと考えた。

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治療方針

首や肩に原因がないケースで多いのは、体の土台となる下半身の過剰な緊張である。下半身、特にお尻の筋肉が過緊張を起こすことで首や肩のコリが出てしまい、過度になってくると頭痛(筋緊張性の頭痛)に繋がってしまう。慣れない在宅ワーク、椅子も普段長時間仕事で用いているものよりクッションがあまりないものを利用しているとのことからポイントを絞った。

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治療内容

臀部(お尻周り)、太ももあたりの筋肉の緊張度合いをみると、明らかな緊張が見られた。臀部に鍼をしてから、首や肩を動かしてもらうと鍼をする前よりも動きが良く、体が軽くなっている感覚を得たとのこと。
2〜3回目:3日ほどは体の楽な感じが続いたが、その後からまた首や肩のコリを感じやすくなったとのこと。この1週間は、頭痛は出ていない。前回と同様、臀部の緊張を緩めるよう鍼を行い、さらに椅子にクッションを使うよう指導した。
4〜5回目:首や肩のコリを感じることなく生活できているとのこと。臀部の緊張を取る他に、肩甲骨の動きを良くするための手技を行ない終了した。

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施術回数・頻度・期間

5回/週に1回/その後、月に1回のケアをお願いされている

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