和鍼治療院の施術例

アキレス腱の断裂

2022-02-26

病院での診断

アキレス腱断裂

これまでの経過

フットサルを一時間ほど楽しんだ後、談笑しながら更衣室へと向かう途中、ブチンという音がなり、足の力が抜けて転倒。
あまりの一瞬の出来事に、何が起こったのか理解できなかったそうです。
立ち上がろうとしても左脚を動かすことができず、友人の力を借りてようやく起きることができる。

整形外科にて診断
アキレス腱を断裂しており、手術か、保存療法のどちらかを選択するように指示される。

少し時間はかかるけども、ギブス固定による保存療法を選択。

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鍼灸院としての診断

ギブス固定から約2カ月ほど経過したころに来院。

最近のギブスは石膏ではなく、装着と離脱が簡単にできる構造のものとなっていて、アキレス腱の回復過程で踵の高さを調整できるものとなっています。

触診で、踵から2センチほど上の部分に断裂と思われる感触があります。
松葉杖を必要とする歩行状況での来院
アキレス腱が再生し始めて間もない状況で、ギプスを離脱した際は、足をひっかけたり、ぶつけたりするだけでも簡単に悪化するとのことでした。

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治療方針

アキレス腱の断裂は、肉離れの延長上にあります。
断裂した筋肉の修復・回復を促進することを目的に治療

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治療内容

東洋医学による診断により、治癒力を上げるように誘導

アキレス腱断裂の場合でも、どのような治療になるのかは診察をしてみないと方針を決めることができません。
ご予約の電話をいただいたときに、肉離れの症例が頭に浮かびました。
アキレス腱断裂も、肉離れも、基本的には筋肉の断裂です。
過去の治療例から、おおよその予想はできました。

実際に診察をしてみると、スポーツで肉離れをした人と同じような状態でした。

ケガの回復を促す治療と身体全体の治癒力を上げる治療内容です。

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施術回数・頻度・期間

初診は、回復力・治癒力を上げる治療とアキレス腱を含む筋肉に関係する治療となりました。

2診目も初診とほぼ同じ内容

3から5診目は、治癒力向上とアキレス腱の柔軟性を上げる治療

6診目 治療開始から3カ月が経過
    治癒力を上げる治療内容に変化
    ギブスを外せる予感がしました。

7診目 ギブスを外して来院
    アキレス腱の柔軟性を高め、筋力の回復を促進する治

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施術後のケア

整形外科にて、リハビリのアドバイスがあります。
家庭でのリハビリに取り組んでおられるので、足首の運動機能の向上のサポートを鍼灸にて行う。

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