和鍼治療院の施術例

腰部脊柱管狭窄症 (治療経過)
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手
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腰
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足
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膝
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女性
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70代以上
2020-09-08
病院での診断
腰部脊柱管狭窄症
これまでの経過
登山が趣味で、ご主人と一緒にハイキングへと行くことができました。
70代になった頃、ある時から山の下りの際に、腰に痛みが出るようになります。
徐々に痛みがひどくなるようになり、しまいには平地でも痛みが出るようになります。
近くの駅までの距離、300mが歩けなくなり、痛みのため10回以上も立ち止まる必要が出ていました。
整体や整形外科に通院するも改善することはなく、総合病院にて手術を受けます。
手術をすれば歩けるようになると執刀医から言われたので、手術を決意されました。
手術後、腰部の痛みが悪化し、すぐに再手術となります。
その後、腰の痛みは消失しました。
ところが、腰周辺の皮膚の感覚がなくなり、両足に力が入らなくなります。
そして、足首の背屈(つま先を上げること)ができなくなります。
リハビリに励むように執刀医から告げられます。
もう一度、歩けるようになり、山へ行きたいという思いから、リハビリに通って歩行練習を続けました。
手術後3年目、両下肢に激しい痺れと痛みが出るようになります。
依然は歩くことで痛みが出たのですが、今回の痛みはどんな姿勢をしていても軽くなることがありません。
就寝したくても、痛みのせいで眠れない日が生じるようになりました。
そんな頃、執刀医は転勤となり、主治医が変わってしまいました。後任の医師は自分が執刀していないこともあり、身体の状態の悩みに真摯に応えてもらえませんでした。
再手術は難しいということで、ペインクリックを受けることになります。
痛み止めの注射を定期的に打つこととと、消炎鎮痛剤を服用するようになります。
約半年ほど続けたことで、夜間に苦しんだ痛みが軽減しました。
ペインクリニックを受けるようになり、痛みと痺れは減少しましたが、完全に消えることはなく、痛みの増悪に怯えて暮らす日々が続いていました。
手術後、足裏には異物感があり、足裏の皮膚の感覚も消失しています。
膝関節は硬縮し、正座はできなくなりました。
歩行器を使っての歩行となり、ご主人の見守りがないと外出は全くできなくなっています。
「手術したことを後悔しない日はない」と私に告げられたのでした。
70代になった頃、ある時から山の下りの際に、腰に痛みが出るようになります。
徐々に痛みがひどくなるようになり、しまいには平地でも痛みが出るようになります。
近くの駅までの距離、300mが歩けなくなり、痛みのため10回以上も立ち止まる必要が出ていました。
整体や整形外科に通院するも改善することはなく、総合病院にて手術を受けます。
手術をすれば歩けるようになると執刀医から言われたので、手術を決意されました。
手術後、腰部の痛みが悪化し、すぐに再手術となります。
その後、腰の痛みは消失しました。
ところが、腰周辺の皮膚の感覚がなくなり、両足に力が入らなくなります。
そして、足首の背屈(つま先を上げること)ができなくなります。
リハビリに励むように執刀医から告げられます。
もう一度、歩けるようになり、山へ行きたいという思いから、リハビリに通って歩行練習を続けました。
手術後3年目、両下肢に激しい痺れと痛みが出るようになります。
依然は歩くことで痛みが出たのですが、今回の痛みはどんな姿勢をしていても軽くなることがありません。
就寝したくても、痛みのせいで眠れない日が生じるようになりました。
そんな頃、執刀医は転勤となり、主治医が変わってしまいました。後任の医師は自分が執刀していないこともあり、身体の状態の悩みに真摯に応えてもらえませんでした。
再手術は難しいということで、ペインクリックを受けることになります。
痛み止めの注射を定期的に打つこととと、消炎鎮痛剤を服用するようになります。
約半年ほど続けたことで、夜間に苦しんだ痛みが軽減しました。
ペインクリニックを受けるようになり、痛みと痺れは減少しましたが、完全に消えることはなく、痛みの増悪に怯えて暮らす日々が続いていました。
手術後、足裏には異物感があり、足裏の皮膚の感覚も消失しています。
膝関節は硬縮し、正座はできなくなりました。
歩行器を使っての歩行となり、ご主人の見守りがないと外出は全くできなくなっています。
「手術したことを後悔しない日はない」と私に告げられたのでした。
鍼灸院としての診断
手術前と手術後の身体の状態に変化があります。
手術前は、腰部に痛みがありました。
手術後、腰痛は無くなりました。
しかし、両足首の動きが悪くなり、足裏の感覚が消失します。
足裏の感覚は消失したのに、地面を踏むと足裏に異物感があります。
それと腰から臀部にかけての皮膚感覚も消失しました。
おそらく手術の影響かと思われます。
ペインクリニックにて、鎮痛剤による対処療法を受けるようになり、下肢に出ていた痛みをある程度コントロールできるようになりました。
ところが手と足の指先が氷のように冷たくなり、皮膚に色が青紫となり、一年中、温熱カイロが必要となります。
薬の副作用が考えられ、血流が相当悪くなっていることがわかります。
組織の回復には、血流の改善が不可欠です。
対処療法を中断し、根本治療への切り替えが必要でした。
手術前は、腰部に痛みがありました。
手術後、腰痛は無くなりました。
しかし、両足首の動きが悪くなり、足裏の感覚が消失します。
足裏の感覚は消失したのに、地面を踏むと足裏に異物感があります。
それと腰から臀部にかけての皮膚感覚も消失しました。
おそらく手術の影響かと思われます。
ペインクリニックにて、鎮痛剤による対処療法を受けるようになり、下肢に出ていた痛みをある程度コントロールできるようになりました。
ところが手と足の指先が氷のように冷たくなり、皮膚に色が青紫となり、一年中、温熱カイロが必要となります。
薬の副作用が考えられ、血流が相当悪くなっていることがわかります。
組織の回復には、血流の改善が不可欠です。
対処療法を中断し、根本治療への切り替えが必要でした。
治療方針
手術によって傷ついた身体を修復すること
薬の副作用で悪化している血流の改善
薬の副作用で悪化している血流の改善
治療内容
身体に備わっているホメオタシス(恒常性)を復活させるために、治療を行う。
施術回数・頻度・期間
週二回
治療を始まるにあたり、鎮痛剤と注射を中断。
初診の治療から下肢の痛みと痺れに変化あり。
一か月が経過したころから下肢の痺れと痛みが消失。
下肢の痛みへの不安は解消される。
治療開始から半年が経過
足首の関節が柔らかくなり、正座ができるようになる。
左足首の底屈、背屈がスムーズにできる
右足首は底屈はできるが背屈は困難を伴う。
治療を始めた頃は、全く力が入らなかった
治療を始まるにあたり、鎮痛剤と注射を中断。
初診の治療から下肢の痛みと痺れに変化あり。
一か月が経過したころから下肢の痺れと痛みが消失。
下肢の痛みへの不安は解消される。
治療開始から半年が経過
足首の関節が柔らかくなり、正座ができるようになる。
左足首の底屈、背屈がスムーズにできる
右足首は底屈はできるが背屈は困難を伴う。
治療を始めた頃は、全く力が入らなかった
施術後のケア
リハビリは筋肉の回復のためには必要ですが、頑張りすぎると本来の狭窄症が出てきます。
疲労の蓄積は回復を悪くしますので、体調をみながらのリハビリが重要です。
疲労の蓄積は回復を悪くしますので、体調をみながらのリハビリが重要です。