鍼灸リラクゼーションサロン ボンテの施術例

噛み締めが強く、あごが張ってる

2020-02-29

これまでの経過

ここ最近寝ているときに、力が入っているのか、朝起きると顎が疲れているそう。自分自身でも触ってみると、固まっている感じがしていて、少し痛みも感じている。何よりエラが張っていて美容的に気になるとのこと。

続きを見る

鍼灸院としての診断

触察してみたところ、咀嚼時に働く筋肉、咬筋と側頭筋が非常に硬結している。開口運動をしたところ、可動域に制限がみられた。

続きを見る

治療方針

主に咀嚼時に強く働く咬筋、側頭筋の緊張を緩め、血行を促進、可動域を確保し、本来のアライメントに戻していく。
眠りに浅さ、ストレスが根本原因となっているため、そちらに対してもアプローチし改善を促す。

続きを見る

治療内容

「咀嚼筋に対して」
咬筋は浅層と深層の2層筋組織があるので、深さに違いをつけて、両側にそれぞれ2本ずつ鍼を刺入。
両側の顎関節付近にそれぞれ1本ずつ鍼を刺入。
側頭筋は触察を行い最も硬結の強い部分に鍼を刺入。両側それぞれ2本ずつ刺入。
顔面部の鍼は内出血のリスクを考慮し、細い鍼を使用。

「眠りの浅さ、ストレスに対して」
両側の前頸部(胸鎖乳突筋)に鍼を1本ずつ刺入。
両側の足のツボ(たいしょう)に鍼を1本ずつ刺入。
両側の手のツボ(しんもん)にお灸を1つずつすえる。


鍼の刺入後15分ほどそのまま置く。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

施術後、開口がしやすくなり、大きく可動域が改善した。
美容的にも固まっていた筋肉が緩んだため、すっきりとした印象となった。


鍼がはじめてとのことで、最初かなり緊張されていましたが、2回目からは少し慣れたようで安心されていました。就寝時の噛み締めは少しずつですが緩和しているとのことです。2回目以降からは咀嚼筋へのアプローチを主としながら、体全体を少しずつ広く見ています。

続きを見る