さくら鍼灸院の施術例

不眠、不安、自律神経失調

2021-11-18

病院での診断

不眠症、自律神経失調症

これまでの経過

風邪で38度台まで発熱し10日間ほど自宅療養されましたが食欲もなく寝込んでいたため気持ちも落ち込み、不安が悪化し眠れなくなってしまいます。
寝つきも悪く、夜中に頻繁に起きてしまい眠れなくなってきたため内科、泌尿器科、心療内科を受診され、眠剤や抗不安剤を服用されていましたが、それでも眠れない状態だったので来院されました。

就寝時に脈拍が100以上になることもあり、内科では漢方薬を処方されました。不眠に酸棗仁湯、喉の詰まりに半夏厚朴湯。

来院ひと月目は3回、その後、半月以上空けて2ヶ月目は9回の施術をしました。
次第に夜の眠りが良くなり食欲も以前のように出てきたので、時期を見て減薬に取り組んでいきたいと考えておられます。

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鍼灸院としての診断

感染による高熱から微熱の期間が10日以上続いたことで、安静を強いられ食欲も落ちてしまったため体力の低下を招いた。
その後のワクチン2回接種により、体力が落ちた血虚気味の体がさらに不調になり、不眠、不安などの自律神経失調が起きたと考えられる。

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治療方針

消化器の働きを良くするツボ、精神を安定させて寝つきが良くなるツボを適宜選んで鍼とお灸で施術をする。必要に応じて可視光線を当てる。
スマホを見過ぎないこと、日光浴、散歩や軽い運動、あっさりした和食中心の食事、咀嚼をしっかりとすることなどのアドバイスをして実践していただく。

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治療内容

1診目 
手足、背中、腹部のツボは虚して冷えている箇所が多く、お灸を中心に消化器の働きを良くするツボを適宜選び、鍼とお灸を施す。
心兪、脾兪、胃兪、腎兪、小腸兪、三陰交、太白、関元、照海

2診目ー7診目
上記のツボから数カ所選びお灸。
外関、臨泣、後渓、照海から数カ所に鍼。

しばらくは不安感で寝付けない、眠れない日がありお薬を服用、その後は食欲、睡眠ともに良くなってきている。

まだ、ツボの状態は虚している箇所が多いので、引き続き施術を行っていく。

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施術回数・頻度・期間

9月初めに3回、半月以上空けて10月に9回施術

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施術後のケア

足腰が冷えないように靴下や服装に気をつけていただく。
日光浴、散歩や軽い運動を30〜60分以上心がける。

和食中心の温かい食事、味噌汁、お鍋、スープなどで消化の良い食事を摂って、タンパク質も積極的に摂り栄養が吸収できるように、しっかりと咀嚼して食べるよう気をつけていただく。
スマホを見過ぎないこと。

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