さくら鍼灸院の施術例

妊娠31週目 骨盤位(逆子)

2021-08-19

病院での診断

妊娠31週目 骨盤位(逆子)

これまでの経過

25歳、二人目の妊娠31週の骨盤位(逆子)でお越しになりました。
26週目からずっと骨盤位(逆子)。一人目の時も逆子になり、逆子体操をして戻ったので、今回もあまりご心配ではなかった様子。

鍼灸院を紹介されてから2週間経っても逆子が戻らなかったため来院されました。
少し前から娘さんの風邪がうつり、鼻や喉の調子がずっと良くない様子で、夜中に起こされることもあり疲れが溜まっているようでした。

体温が高くなる妊婦さんには真夏は過ごしづらく、上のお子様がいるので動きすぎてしまったようでした。

25度の設定温度で一日中朝まで過ごしておられたので体中がとても冷えていました。

室内では裸足で過ごされていたので、靴下やレッグウオーマー、腹巻をして下半身を冷やさないように気をつけていただきました。

2回目の施術後もまだ胎動は下腹部あたりで感じ、3回目の施術中に左の横腹あたりを蹴られたため、良い兆候を感じました。

19日にクリニックで検診。
骨盤位が頭位に戻り、逆子が治っていました。

逆子に戻らないように油断せず、ベルトで下腹部を軽くしめ、至陰と三陰交のお灸を1日一回、6日ほど継続してもらいます。

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鍼灸院としての診断

産後から急激な体重増加あり。
冷たい飲食を控えていただく。
室温が25度設定になっていたので、室温を上げるか下半身が特に冷えない服装を心がけてもらう。

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治療方針

特に下半身の冷えを温める施術をする。
光線で下腿、大腿、腰部、腹部を温め、腎兪、仙骨周囲のツボに適宜お灸を施す。

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治療内容

至陰と三陰交にもぐさを直接つぼに置き温熱刺激を与える直灸(じかきゅう)を行う。

ツボの位置を油性ペンでマークし、自宅でお灸をしていただく。

赤ちゃんの頭が上部に移動するように逆子体操を仰向け姿勢で行う。
赤ちゃんの背中が左側に位置するため、右側を下にした横向き姿勢をとり、背部より光線を当てて全身の血流を良くする。

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施術回数・頻度・期間

5日間で3回の施術。

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施術後のケア

とにかく暖かい靴下や腹巻を履いて、冷房下での体の冷えに要注意する。3日から5日間は安静に近い状態で横になっている時間を多くする。3歳の子供がいるため動きすぎないこと。

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