日光鍼灸整体院@大須の施術例

夜間の食いしばり、上咽頭炎、片頭痛

2022-06-02

病院での診断

上咽頭炎

これまでの経過

耳鼻咽喉科に9件ほど通った。上咽頭炎に関しては薬の処方、塩化亜鉛(鼻点滴)など、他にもセルフケアをいろいろ試したが一向に根治せず。

上咽頭炎、後鼻漏、歯の食いしばり、頭痛などいろいろな症状を抱えて回りまわってのご来院となりました。

続きを見る

鍼灸院としての診断

上記のようにさまざまな症状がでていたが、顎関節の変位を疑った。顎関節(下あご)が後方に入り込んでいるのが視診と触診で確認できたためそれが上咽頭炎の要因になっていると判断。

下顎が後方に回転して、上咽頭が下に下がったためまわりの組織を圧迫して炎症がおきやすい状態なっていると考察。

続きを見る

治療方針

顎関節を前にだすように施術をおこない、本来の位置に誘導する。また、頭、表情筋、咀嚼筋、舌、頸部~肩の筋肉の硬結、筋膜の癒着が目立ったためそれらをリリースする施術を手技と鍼でおこなっていく。

続きを見る

治療内容

頭、表情筋、咀嚼筋、舌、頸部~肩の筋肉を緩めながら顎関節を前にだしていき本来の位置へ誘導する。

その際に筋膜の癒着もあるので同時にリリースしながら動かしていく。

特に左の顎関節が奥に入り込んで右側の側頭骨が外側に引っ張られていたのでそちらの調整に時間を費やした。

特に夜間の食いしばりから側頭筋や咀嚼筋の緊張がかなりあったため鍼と調圧法でゆるめて循環障害を改善していった。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

週に1回の施術を2回、その後2週後というふうに段々と施術の感覚を開けている。

また、歯の角が鋭利になっていることで舌にストレスがかかっていると判断して、歯科医と連携して歯の環境も整えていく方向で進めている。

続きを見る

施術後のケア

2回の施術でも結果がでており、顎関節の施術から上咽頭炎への対応も可能なことがこの例から実証された。

舌のストレッチ、下顎を前に出す習慣付け、肩甲舌骨筋のアクティブストレッチのセルフケアを指導して日ごろから取り組んでもらうようにした。

また、上咽頭炎へは炎症を抑える作用がある天然のミネラル水を定期的に鼻にいれて頂き、予後がいいので引き続き使用してもらっている。

続きを見る