山本鍼灸院の施術例

円形性脱毛症

2025-07-18

病院での診断

円形性脱毛症

これまでの経過

来院2ヵ月ほど前から、円形性脱毛症に悩んでいたとのこと。
皮膚科で治療していたところ、少し毛が生えてきたが、脱毛箇所が増えてしまったとのこと。

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鍼灸院としての診断

4つの要因を考えました。
 
1.物理的要因:日焼け、空気の乾燥、パーマ、ヘアカラー、ブリーチ、ドライヤーのかけすぎ・・・
→これらには該当しませんでした。
 
2.食生活:偏食、ダイエット、過食・・・
→これらには該当しませんでした。
 
3.ストレス:対人関係、疲労、睡眠不足、運動不足・・・
→もともと不眠だったとのこと。また、髪が抜け始めてからはさらに眠れなくなったとのこと。
 
4.内的要因:ホルモン異常、貧血、月経不順、妊娠中、産後・・・
→閉経しており更年期障害もあるとのこと。
 
さらに東洋医学的に見立てると
5.髪は血の余り
6.腎の弱り(=老化) 
 
となりました

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治療方針

局所治療だけでなく、ストレス緩和、ホルモンバランスの調整、さらに血を増やす・流す、腎を補う、ことを目標として、脈や舌、顔色を見ながらツボを決めていくことにしました。

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治療内容

局所治療として、脱毛している部分に置鍼を施し、その間に手足の要穴にはりとお灸を施しました。
 
また、ヘアサイクルから考えると、休止期が約3ヵ月あるため、長期戦になるので、自宅でのセルフお灸をお願いした。
セルフお灸のツボは「三陰交」を指定しました。
 
施術開始1ヵ月で
脱毛部分が「チクチク」するくらい髪が生えてきたとのこと。
 
施術開始約2ヵ月後、
脱毛の進行は止まった感じがするとのこと。
その後は一進一退が続いたが、
 
施術開始約10ヵ月後、髪の毛はもう全然気にならなくなったとのこと(これまではウィッグをつけていたが、もうつけなくて大丈夫になった)。
 
その後はメンテナンス目的で月に1回の施術を受けている。

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施術回数・頻度・期間

最初の1ヵ月は、週に1回の施術を行なっていました。
その後、2週間に1回の施術と、自宅でのセルフお灸を行なっていました。
髪の毛が生えてからは、メンテナンスとして、月に1回の施術を現在も続けています。

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施術後のケア

自宅でのセルフお灸と、月1回のメンテナンスを行なっています。

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