鍼灸サロンCOCOCHIの施術例

前立腺がん治療後の頻尿と疲れ

2023-04-02

病院での診断

前立腺がん

これまでの経過

昨年、前立腺にがんが見つかり重粒子線治療(複数回の通院治療)を行った。経過は順調だが、高齢(80代)のために体力が戻りにくい。以前より疲れやすくなり体重の戻りも悪く、貧血気味でもある。また夜間に尿意で頻繁に起き、熟睡できないことでも疲れが重なっている。

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治療方針

体型は痩せ型。複数回の通院治療で体力がさらに落ち、気血が虚している。肌ツヤも悪い。脾腎両虚症。
鍼灸の刺激は補法にて脾・腎を補いながら自律神経の働きを整える。

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治療内容

伏臥位で仙骨部分に箱灸(約20分)。その間に腎兪、志室に間接灸。次に背臥位で下腹部に箱灸(約20分)。その間に足三里、陰陵泉、豊隆、三陰交、大都、照海に知熱灸を各5壮。

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施術回数・頻度・期間

いつも夜間は尿意で2〜3回起きるところ、初回施術を受けた夜は途中で1回(朝4時頃)起きただけでよく眠れた。それだけでも体が楽に感じられたとのこと。

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施術後のケア

腰と下腹部は出来るだけ冷やさないように。また食が細くなっているので、少しずつの量を回数多く摂るよう勧めた。
頻尿だとどうしても水分の摂取を減らしがちだが、水分不足も体に悪いので(お茶やコーヒー以外の)水分の補給を勧めた。

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