鍼灸・マーベルの施術例

めまい・たちくらみ・ふらつき

2020-06-27

病院での診断

起立性調節障害

これまでの経過

1〜2年前より授業中などに、めまいを感じるようになり、徐々に増悪傾向となる。
ここ半年ぐらいは、学校を休むことも多くなり大変心配。
病院での治療を続けるもあまり変化なし。

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鍼灸院としての診断

自律神経のアンバランスが原因であるこのような症状を、「機能的疾患」と呼んでいますが、脉診流経絡治療では、最も得意とする分野でもあることから、経絡調整を行うことで緩和は期待できるものと考えます。

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治療方針

経絡治療で最も重要なことは、最初に行う手・足への僅かなはりですが、このような症状に対してはここに力を注いで行く必要が有り、治療全体としては手早く行うことが大切と考えています。特に、小学校6年生男児ということからも長時間に及ぶ治療は決して良い結果にはなりません。

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治療内容

腎・脾の強化を目的とした手・足への僅かなはり(この場合は、通常の刺すはりではなく、刺さない「てい鍼」を使用しました)
背中・腰・首・肩に、接触程度のはり。
最後に、手・足への台座灸。

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施術回数・頻度・期間

週1回で、2ヶ月間続けました。

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施術後のケア

3〜4回続けたところ、ずいぶん体が楽になってきて、ふらつくことが少なくなってきたと付き添ってきていた母親が驚いていました。私もびっくりです(笑)
その後も、陸上競技会などに出場するくらいにまでなり、今は全く症状は出なくなったとのこと。

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