鍼灸治療室はりきゅうのすすめ 津山院の施術例

肩

長引いている咳

2020.04.14

これまでの経過

6年ほど前から咳が続く。会話の途中に咳き込み始めると数分会話にならない。
喉の上部が常に乾いた感じがしている。
事務仕事で肩こりもある。

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治療方針

呼吸器・喉上部を司り、粘膜を潤す水の巡りも含む肺の働きを助け、長年の咳と事務仕事で滞ってしまっている肩~首の気の巡りを潤滑にできれば改善すると考えた。
診断は右適応の肺虚肝虚の相剋調整とした。

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治療内容

1回目…
右の肺の経絡と脾の経絡の気を補って、身体の気の量の底上げと肩~首、喉まで気を巡らせる。
左の大腸の経絡の滞りに対して流れを促し、肩こりと喉の乾燥に対し流れと潤いを与える。

2回目(10日後)
初回治療後、頻繁に出ていた咳がほぼ治まり、楽になっていた。
初回方針に沿ってもう一度治療。

3回目(約2か月後)
二週間ほど前に風邪をひき、朝の咳が強くなってひどい状態が戻ってしまった。
診察をし直し、初回の右肺虚証に加えて左の肝虚証の治療を加えることとした。
左の大腸経に対して気持ち強めに滞りを流すはりをおこなった。

4回目(3週間後)
前回から二週間ほど体調がよかったが、今回は5日前からひどい咳が出ている。今回は猫アレルギーでまた再発したと自覚があったそう。3日前は夕方から朝まで咳き込むほど。
前回同様の方針にて治療。以後できるだけ継続して治療に来るように指示。

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