鍼灸治療室はりきゅうのすすめ 津山院の施術例

頭

頭痛、めまい、胸のむかつき、息苦しさ

2020.11.09

これまでの経過

高校生。受験勉強のためか、座って勉強している時間が長くなったころから主訴が出始めた。頭痛は休日にとくに多く、休みの日なのに体も心も休まった気がしない。
軽いめまいを覚えるようになったので家族の紹介で当院を受診。

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鍼灸院としての診断

勉強によるストレスと、長時間座っていることによる気のめぐりの滞りによって息苦しさや胸のむかつきが起きていると考えられた。
頭痛も同様だが、休日に特に多いとのことなので平日に気を張っている反動のようなものと考え、治療の証は右適応の肺虚肝虚の相剋調整とした。

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治療方針

肺と肝のはたらきのつり合いを重視。全体的には陽気の不足の改善が必要。
胃のあたりの滞りが強かったため、上腹部、みぞおちあたりからスムーズに気が巡るよう、胃と大腸の経絡にも鍼をして、補った陽気がスムーズに上から下へと降りるようにする。

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治療内容

右の肺と脾、左の肝の経絡を補う。
陽の処置として右の大腸と胃の経絡に補法の鍼。

背中と首の境界(大椎穴)や、アキレス腱付着部(女膝穴)に温かいお灸。温かさを感じるか感じないか程度の段階で施灸終了。

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施術回数・頻度・期間

高校生、若さもあり初回施術で主訴は一回の治療でほぼ寛解。
その後も月に一回程度、本人に任せてはいるが疲れが溜まってくる感覚を目安に継続中。

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