セドナ鍼灸治療院の施術例

肩こり・腰痛

2022-01-07

これまでの経過

デスクワークで日中は座りっぱなしのことが多く、またパソコン作業が多い為、もともと肩こりは慢性的に自覚していた。
テレワークが増えたことで通勤が無くなり、歩くことも減っていた。
年末に自宅の片づけをしている最中、座卓を持ち上げたときに腰を痛めて来院。

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治療方針

前屈で腸骨稜後部に痛みが出現する。後屈は特に痛みはないが動かしづらさやつまり感がある。
ベッドにうつ伏せになるときも前傾の体制になった時に痛みを生じ、起き上がる動作でも痛みが生じるため一度で起き上がることが困難。
下肢に痺れは無いが、右腰部に多少の熱感あり。
肩こりは急を要する状態ではないが、日常的に負担がかかっている事と、頸部の筋肉は背部の筋肉を通じて腰部の筋肉と関係する為、同時進行で治療を行う。

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治療内容

うつ伏せの状態が難しい為、最初は横向きで腰部を中心にマッサージを行い、赤外線による温熱、患部への灸治療を併用。
腰部の筋肉が少し緩まったところで、うつ伏せになり、骨盤の腸骨稜周辺、腎兪、大腸兪に置鍼した。
炎症反応がないので、赤外線でそのまま10分間程温め仙骨部の次髎、脇の帯を締める所の帯脈に刺鍼して股関節の回旋運動とストレッチを行った。
また頸部はデスクワークで前屈みの姿勢が長く首の張り感があるので、うつ伏せの体位で後頭部の下にある天柱、風池に刺鍼。
治療後は痛みが大幅に軽減し、可動域も改善した。
痛みの芯が残るような状態だったため、年始に2回目の来院をするように指導。
また、日常での身体お使い方の注意点を伝えると同時に、筋力の低下による腰痛も考えられたため、運動指導も行った。

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