セドナ鍼灸治療院の施術例

胸郭出口症候群

2021-12-01

病院での診断

胸郭出口症候群

これまでの経過

2週間ほど前から腕の痺れ、痛みが生じた。
特に通勤時の電車で吊革につかまる際に痛みが増し、手が異常に冷たくなるように感じた。
デスクワークを長時間していると特に薬指と小指の感覚がマヒしてくるような感覚があった。
仕事にも支障が出るので整形外科を受診したところ、胸郭出口症候群と診断された。

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治療方針

斜角筋の緊張が強く、触診で硬結が認められた。
少し強めに刺激すると患部の圧痛と肩甲間部と上肢に響くような痛みがあった。
斜角筋の硬結が重度だったため治療に回数が必要であることを説明してから治療を行った。

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治療内容

曲泉、欠盆、風池、中府、気海、肩貞に刺鍼を行う。
缺盆へは灸治療も行う。
また、首の前側にある前斜角筋と中斜角筋の緊張を緩めて、腕に向かう神経の通りを広くしていく。

1回目の治療後で痺れは7~8割軽減がみられたので2回目は1週間後に治療を行った。
治療中の様子や首の状態から歯ぎしり、食いしばりの癖がみられたので日常生活で気を付けるように指導。
欠盆へ自宅でも灸療を行ってもらうようにした。
3回目も1週間後に治療を行ったところ、痺れはほとんど治まり、痺れが出ない日も見られた。
その後2週、3週と治療間隔をあけていき治療を継続したところ約3か月で痛み、痺れともにほとんど見られなくなった。
現在は6週~8週間を目安に、肩こりを感じたら早めに受診するように来院指導をしている。

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