セドナ鍼灸治療院の施術例

めまい・耳鳴り・メニエール病

2021-11-26

病院での診断

メニエール病

これまでの経過

仕事の忙しさと反抗期を迎えたお子様との関係性からストレスが日々溜まっていた。
回転性のめまいは初診の3か月ほど前からあったが、最初は疲労から来る立ち眩みかと思い、重要視していなかった。
その一か月後から回転性めまいの悪化と耳鳴り、耳の圧迫感があったため耳鼻科を受診し、抗めまい薬を処方された。
薬を飲むと少し楽にはなるものの、症状の改善がみられない為、当院を受診された。

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鍼灸院としての診断

脈診器を使用し、血圧や血管の状態を確認したところ低血圧症や重度の貧血は見られなかった。
症状がでる状態や実際に院にいるときのめまいの状態からもメニエール病と診断。

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治療方針

下腿の経穴は気の流れを良くするだけでなく、血液、リンパ液など体液の循環を良くして、三半規管、耳石器官、蝸牛、骨迷路に過剰に溜まったリンパ液を調整するのに重要な役割を担っているので活用する。
胃経、脾経、胆経の経穴も刺激して、経絡の気の流れも改善させる。
初診から数回は症状が重く、うつ伏せの状態でいるのも辛かったため、横向きで寝た状態と座った状態で治療を行う。
症状が緩和してからはうつ伏せでの治療も行う。
今回はストレスが大きく関係しているので自律神経の乱れを整える治療も同時に行う。

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治療内容

翳風、耳門、睛明、四白、合谷に置鍼。
自律神経バランスや脳脊髄液の調整に百会、瘂門、大椎に刺鍼。
耳の内リンパ液(血流)の調整に耳周りの経穴に刺鍼。

症状が重い為、2回目は初診の3日後に来院してもらい治療を行った。
3回目は2回目の1週間後に来てもらい、3回目の治療後には立てないほどのめまいはほとんど起こらなくなった。
頚部と喉へのマッサージを併用して治療を続けた結果、4回目の治療で内耳の違和感とめまいがほとんどなくなった。
現在はめまいの起こりにくい身体の状態を維持するためにつき五1回の通院を継続中。

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