おべ鍼灸院の施術例

腰椎脊柱管狭窄症
-
腰
-
男性
-
60代
2020-09-15
病院での診断
腰椎脊柱管狭窄症
これまでの経過
来院2週間前に右腰痛発症。椅子に座ってから、立ち上がる時に右の腰、殿部、太もも外側に痛みが出る。また、歩行中に腰の痛みで立ち止まって休むようになった。来院前に整形外科に行き、股関節MRIを受け、股関節には異常なし、との診断を受ける。初回の来院後に、腰のMRIを受けて、腰椎脊柱管狭窄症と診断される。
鍼灸院としての診断
歩行の特徴(間欠性跛行、かんけつせいはこう)から、腰椎脊柱管狭窄症か、足の動脈硬化症のどちらかと考えました。詳しい問診により歩行中の休憩姿勢が前かがみとわかったので、腰椎脊柱管狭窄症と推測して施術を行う。
治療方針
①アキュゾーンセラピー理論に基づき、腰痛緩和の全身施術を行う。
②背骨の後部から出ている神経の近くに鍼を打ち、微弱な電流を流し、神経への血流改善を行う。
③ ①,②の施術で痛みの緩和が不十分ならば、患部への直接施術を行い、さらなる腰痛緩和を図る。
②背骨の後部から出ている神経の近くに鍼を打ち、微弱な電流を流し、神経への血流改善を行う。
③ ①,②の施術で痛みの緩和が不十分ならば、患部への直接施術を行い、さらなる腰痛緩和を図る。
治療内容
①0.10mmの鍼を後頭部に1本打ち、背骨付近の痛みの緩和を図る。第四腰椎と第五腰椎の中間外方2cmの両側に0.20mmの鍼を下に向けて二本打つ。右第12肋骨下端の痛点に0.20mmの鍼を打つ。この4本の鍼は数回振動させる。
②腰の背骨の左右2cm位の場所に、鍼を打ち、15分微弱な電流を流す。
*この後施術室内を歩いてもらい、痛みの緩和状況を把握。
③「痛みの連鎖」により、硬くなっている、お尻の深層の筋肉に鍼を打ち、筋肉を緩める。
②腰の背骨の左右2cm位の場所に、鍼を打ち、15分微弱な電流を流す。
*この後施術室内を歩いてもらい、痛みの緩和状況を把握。
③「痛みの連鎖」により、硬くなっている、お尻の深層の筋肉に鍼を打ち、筋肉を緩める。
施術回数・頻度・期間
施術前の痛みを「10」とすると、1回目の施術で痛みが「4」に緩和。2回目の施術で、痛みが「1」に緩和。この後、施術者と患者の相談により、経過観察となる。
施術後のケア
太ももの前の筋肉の萎縮が確認されたので、膝への負担を考慮して、歩行や筋トレの指導を行う。また、腰痛の起こりやすい姿勢、運動習慣について説明して、痛みの緩和している時の歩行や運動について具体的に指導。また、経過観察中の痛みの再発については、連絡を依頼。2回目の施術後、翌日から痛みがほとんどなくなり、長い距離も歩けるようになった、と後日連絡がありました。