いちょう鍼灸按摩治療院の施術例

顔

顔面神経麻痺

2020.03.06

病院での診断

顔面神経麻痺

これまでの経過

5日前から、朝起きると、右の顔に力がはいらず、目をとじるのもやっとで、ゆっくりならとじられる。
病院でMRIをとってもらったが、脳梗梗塞などは見つからなかった。
吐き気やめまいもないが、以前から耳鳴りのようにボワーッとする感じはあった。
既往歴は、肩こりや、冷え性、低血圧などがある。

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鍼灸院としての診断

神経の麻痺は、弱りをあらわしているので、関連する経絡を補強しながら、局所の血流改善や神経再入をゆっくりと促すことが必要です。
麻痺には、5日前と比較的なられたばかりですので、けっこう改善するかの可能性はありました。

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治療方針

体の免疫力の強化や、肩こり冷えの改善をはかり、右の顔に関連する、手首足首のつぼにお灸の刺激をおこなって、麻痺しているところも刺激のかるい鍼を行い活性化を促します。

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治療内容

上向きとうつ伏せで、鍼灸をおこない、マッサージもおこないます。
首のコリや肩こりの改善も顔面の血流促進につながります。

1回目の治療では、ほとんど何も感じなかったが、2回目の治療では、治療のあとに少しだるさがでて、そのあと体の悪いものがとれたように楽になってきたそうです。
体が、治っていくように舵をきったと判断し、継続して施術させていただきました。

手首足首のお灸は、初めは、力が弱かった反応点が次第に、5回目には力がはいってはりがでてきました。すると、顔の力も入るようになってきました。ほぼいつも通りにもどってきてたまに違和感がある程度になってきました。
7回目 違和感なくすっかり良くなったので、以上とする。

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施術回数・頻度・期間

合計7回 施術させていただきました。
症状のあるうちは、1週間に2回、楽になってきたら1週間に1回、3週間に1回と感覚をあけていきました。

期間 1か月半

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施術後のケア

顔面神経麻痺のリハビリでは、顔を動かすときに目なら目、口なら口といったように、別々にトレーニングしていただくように、お伝えしました。

これは、神経がもどってくるときに同時にトレーニングしていると神経が同時に動いてしまうように、もどってしまうこともあるからです。

民間療法で、柿渋をのむのも効果的みたいですが、回復が早かったので、今回は飲まずにすみました。飲んだ方の感想は苦いそうですので、飲まずになおってよかってですねと、お伝えしました。

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