はり・きゅう 仁信堂の施術例

背中

お腹の張り

2020.02.19

これまでの経過

10日前からお腹が張ってきて3~4日前から前かがみなどをするとお腹が痛くなり、左のお尻や背中にも張り感を感じてきた。
一番はやはりお腹が気になっていて、横になっても温めても楽になることが無いのでこれは異常だと思い来院。

続きを見る

鍼灸院としての診断

食欲もありお通じも異常が無く、仰向けでお腹を触っても張り感はあるもののグッと力が入るような筋性防御も無いので重篤なものではないだろうと判断。
以前から通ってくれている方で医師に診せる前に来てくれたので確かな診断は下せないが、脈診をすると脈の打ち方が荒々しかったのと元々の体質を考えるに東洋医学でいう「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」だと判断しました。
忙しかったりストレスがあったりすると気が張ってしまう症状で、自律神経の乱れはお腹に特に現れやすいからです。

続きを見る

治療方針

比較的最近起きた急性期の症状に加え、事前に体質を知っていたのもあり、あまり難しく考えずお腹の張りを取っておしり・背中も楽にすることを目的にしました。
カルテを見返すと20日前に来院された時に「自分には珍しく家事をやる気が出ない」と話されていたので予兆としてはそのころにすでにあったのかもしれませんが・・。

続きを見る

治療内容

仰向けでお腹の反応があった場所4点に2ミリぐらい鍼を刺したまま脈を診て弱くなっているところを特定。
関連するツボに鍼を打っていき、それと右第9肋骨際にも打ち(大体肝臓の位置)脈が整ったらうつ伏せになってもらい背中やおしりに浅めで鍼を打っていきました。
最後に仰向けになってもらい脈を再確認すると穏やかな打ち方をしていたので、起きてもらいお腹の張りや動きを確認してもらうと問題ないとの事。
変化がしっかり出ていたのでそこで終了としました。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

施術回数は当日の一回。
「まだお腹に違和感があったらまたご連絡ください。」とお伝えし、一か月半後に来院された時は「あれ以来一回も起きてないので忘れていた。」との事なので治癒としました。

続きを見る

施術後のケア

「予定に忙殺されていたりするとこういう事もある。」という事だけを伝えて、性格的なものが関係してくるので無理に改めようとはせず、日常でまた不具合が出たら鍼を受ければいいとだけ伝えときました。

続きを見る