はりきゅう処 群青の施術例

気分が落ち込み仕事を休職している

2023-05-01

病院での診断

更年期障害

これまでの経過

2年前に閉経し閉経の1年前あたりから気分ムラが激しくなり仕事に集中できないことが増えてきた。
イライラと落ち込みを繰り返す頻度が徐々に増えてきて1年前の朝仕事に出かけることができなくなり1週間お休みした。
上司に勧められ婦人科を受診したところ更年期障害だと言われ貼るタイプのホルモン剤を処方されたが症状はあまり変わらず半年後に仕事を休職した。
休職中に別の婦人科も受診したり大きな大学病院でMRIも撮ってもらったが同じ診断でした。
早く復職したいので良いと言われる整体やサプリメントも試している。

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鍼灸院としての診断

ホットフラッシュと呼ばれる症状もあり気温に関係なく突然汗が出てその後急に寒くなるを繰り返す。
その原因は手足やお腹が冷たく頭や首筋が熱いことだと思います。
お腹は冷たいだけでなくかたい部分が多く肌の色にムラがありくすんでおり、お腹の状態を整えて柔らかい搗き立てのお持ちのようなお腹にしていくことを第1の目標としました。

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治療方針

夜に動悸がして眠れない日もあるとのことで呼吸の浅さも整えながら患者さんの呼吸とお腹の動きに合わせて治療を進めました。
体力の低下も激しかったため体に負担をかけすぎないようにと特に気を付けました。

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治療内容

【治療1回目】
背骨の周りを緩めお腹に塩灸をして巡りを上げるよう整えた

【治療3回目】
夜中の動悸が減り肩甲骨周りが緩み夜によく眠れるようになった
汗の出方も減ってきた

【治療7回目】
自分ではとても体調がよくなったので病院に行き復職したいと相談するがもう少し様子を見ましょうと言われ落ち込みが出たようです。
体調も悪くなったと連絡があり治療した

※5回目以降の治療では身体の代謝を上げるようお灸を中心の治療を行った。

【治療12回目】
朝の体温が36度台になったと喜ばれていた。
病院でも復職に向けてのお話があり来月から少し復職されます。

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施術回数・頻度・期間

最初は週に1~2度の頻度で治療しましたが徐々に間隔をあけていきました

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施術後のケア

復職後も様子を見ながら治療は継続中です。
お灸が特にお気に入りで自宅でもお灸をしてくださっています。

会社ではいわゆる中間管理職でストレスもあり営業職のため同期もライバル意識が強く心から打ち解けて相談相手がいなかったことが1番辛かったと当時を振り返っていらっしゃいました。

鍼灸院では治療はもちろんですが家族でも友人でもない人にたわいもない話ができたのが良かったと言ってくださいました。

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