鍼灸サロン meilongの施術例

眼精疲労

2021-09-25

これまでの経過

事務仕事をしており、デスクワークが多く、パソコンを使用しているため日常的に目に疲れを感じている。
最近は目に疲れを感じるのと同時に頚部、肩背部痛、頭痛や疲労感を感じ、仕事に集中できなくなっているとのこと。

眼科へ受診したが他に重篤な症状がなく、眼精疲労と診断されたため、当院へ来院。

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治療方針

眼精疲労に加え、全身の緊張が強く特に頭・首・肩・背中まわりの筋肉の血液の流れが悪くなり、循環不良をおこしてしまっている状態。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経優位に働いており、夜も眠れなかったり中途覚醒が続いていて睡眠障害もある。
様々な症状が目の疲れに悪影響を与えていると考える。

首・肩を中心に疲労物質などが蓄積され、筋肉が固まってきてしまってコリや疲れとして症状が出ているため、鍼灸や手技を用いて血流やリンパの流れを活性化させていくことで代謝を促進し、循環不良を改善させる。
自律神経も乱れているため全身のバランスも整えつつ、施術中はリラックスした状態で受けてもらう。
自律神経の乱れを整え、身体の不調も一緒に取り除いていく。

また、睡眠時間の確保、仕事時の姿勢改善、セルフケア方法や生活習慣等のアドバイスも行い、良好な状態の維持ができるように導いていく。

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治療内容

施術前にカウンセリングを行い、症状に合った施術メニューを提案。
当日の体調に合わせて刺激量を調整しながら施術を行っていく。

目の疲労自体を解消するため、目の周囲や首・肩、目に関連するツボを選択し、目の血流を改善しながら後頭部の緊張も同時に緩め、目の周囲の筋肉の緊張を取り除く。

状態に合った経絡上のツボに鍼を刺入し、身体の免疫系や自律神経系に直接的に作用させる。
さらに血流やリンパの流れを活性化させることにより、筋肉などの軟部組織の緊張を緩ませ、体の自己免疫力や自然治癒力を向上させて様々な痛みを取り除くよう促す。

鍼灸やマッサージを行うことにより、副交感神経の機能を高め、筋肉の緊張を和らげて血行を促進させ、症状を改善させるよう施術を行う。

血流を改善していくと共に自律神経等の働きも同時に整えていく。
自律神経を整えるツボや首や肩の血流不全を緩和するツボに刺激を送り遠隔からもアプローチする。

交感神経が優位になると筋肉がこわばり、ずっと緊張している状態となっているため、鍼灸や手技の外的刺激を加え、硬く緊張状態にある筋肉をほぐし、リラックスした状態へと導く。
副交感神経はリラックスした時に優位になるため、気持ちいいと感じた時に出る脳内のβエンドルフィンなどのホルモンを増やし、ホルモン分泌のバランスも同時に整えていく。

施術後は目がパッチリ開くようになり、巡りもよくなって頭が軽くなったとのこと。
元の辛い状態に戻ってしまう前に回数短めで集中的にメンテナンスするように促す。
引き続き、メンテナンスとご自宅でのセルフケアを行ってもらい、状態が安定するように今後も導いていく。

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施術回数・頻度・期間

施術回数・頻度・期間
施術回数:10回
施術頻度:7~14日に1度

現在も継続して来院中。

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施術後のケア

仕事中の姿勢改善やご自宅でのストレッチ等のセルフケアに対して、アドバイスや指導、確認を定期的に行う。
またプライベートでのスマートフォンの使用を必要最低限にしてもらう。
特に寝る前、ベッドに入ってのスマートフォン使用をやめるように伝える。

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