セドナ整骨院・鍼灸院 千葉駅前院の施術例

五十肩(年齢肩)

2021-09-04

病院での診断

肩関節周囲炎(石灰沈着性腱板炎)

これまでの経過

◇背景◇
・デスクワーク
・受傷起点:不明、3週間前より徐々に疼痛出現
・現病歴:糖尿病

◇主訴◇
・安静時の痛みはなし
・デスクワーク:キータッチの時間が長いと関節の中からうずくような痛み
・動作時:腕を上げる、捻る、咄嗟の動きや衣類の着脱での強い痛み
・夜間、睡眠時に痛み:睡眠サイクルの乱れ
・神経症状:無し

◇既往歴◇
・過去に同一症状はなし
・大学まで硬式野球:現役時代に肩の痛みはなし
・整形外科受診:レントゲンで軽度の石灰沈着像あり、患部へ注射(計4回)で疼痛軽減も可動域等に変化なし

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鍼灸院としての診断

◇所見
・石灰沈着性腱板炎、上腕二頭筋長腱炎(軽度)、インピンジメント症候群(疑い)
・肩関節:外転可動域約80度、外旋可動域約15度、各種理学検査陽性所見あり
・三角筋、胸鎖乳突筋に強い筋緊張
・猫背気味、巻肩
・脚長差:右足の方が左足に比べて2cm程短い
・初診段階での必要施術回数:10回以上

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治療方針

「 施術方針 」
◇初期:炎症期(3~6か月)
・施術を行っても一気に痛みが消える事はありませんが、施術を行わないと完全回復までの期間が延びる時期です
・疼痛をうまくコントロールしていくセルフケアやアイディアを駆使しながら日常生活を送って頂きます。
・施術:問診検査カウンセリング、電気療法、手技、鍼、灸、サポーター


◇中期:拘縮期(4〜12か月)
・本人自覚症状10→8~6:咄嗟の動作や長時間のデスクワーク時、夜間の疼痛軽減
・施術を継続していく事でやっと状態をキープできるようになりま

・施術:電気療法、手技、鍼、灸、整体、セルフケア


◇後期:回復期(5〜26か月)
・本人自覚症状、疼痛、可動域も施術のたびに上昇
・来院回数を減らしていき、ご自身でのセルフケアに切り替えていく(来院頻度:3~4週間に1回の施術と経過確認)
・再発防止プログラム:筋力トレーニング、姿勢性疼痛の軽減
・施術:セルフケア、手技、温熱療法、電療法、整体、筋膜リリース(メディセル)

※肩関節周囲炎(石灰沈着性腱板炎)は「期」により回復までの期間が大きく変わります。一度、詳しい状態をお見せ下さい。

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治療内容

「初回」
◇問診、検査、カウンセリング◇
現在のお身体の状態と過去の既往などから多角的に判断します。

◇電気療法◇
負担がかかって固まってしまった筋肉への柔軟性の向上。疼痛部位への痛みの軽減とともに、機能低下を起こしている筋肉への通電により稼働性を獲得します

◇マニュピレーション◇
マッサージ的な手技施術でにより、負担のかかった筋肉に徒手によりアプローチをしていきます。患部を含めた全身の筋肉を緩めていきます。

◇鍼灸治療◇
鍼治療では皮膚の上から行うマッサージよりも、皮膚の下の深い所にある硬結部位(固まってしまった筋繊維)に直接アプローチすることで、痛みの原因となっている筋肉を緩めたり、発痛物質の除去や神経の圧迫の改善を行います。

◇温熱療法◇
赤外線治療器を使用し固まってしまった肩から背中、首、腕の筋肉の血流を改善し老廃物や痛みの発痛物質を除去していきます。

◇整体◇
整体は骨盤や背骨、手足など体全体の骨格の歪みやズレの矯正と筋肉の調整をします。背骨が歪むことで肋骨、肩甲骨の可動性が低下し患部にかかっている負荷を軽減します

◇運動療法◇
ご来院日以外にもご自宅でセルフケアができるように指導を致します。腰痛により、機能低下が起こっている筋肉に対しての再教育、解剖生理学に基づいた正しい知識を指導し「正しい肩甲骨の位置、動き・関節の保持」を目的として行います。

◇筋膜リリース(メディセル)
皮膚を直接吸引することによって筋膜の癒着を優しく素早く安全にリリース(解放)する療法です。 骨、腱、筋肉といった様々なアプローチをしてもなかなか改善しない、病院に行ってもすっきりしない身体の痛みや不調がある時は筋膜の癒着をリリースする事を目的に行います。

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施術回数・頻度・期間

◇一般的な回復の目安
・初期:炎症期(3~6か月)→週1回
・中期:拘縮期(4〜12か月)→10~14日に1回
・後期:回復期(5〜26か月)→3週間に1回

※肩関節周囲炎(石灰沈着性腱板炎)は「期」により回復までの期間が大きく変わります。一度、詳しい状態をお見せ下さい。
※初期:炎症期での施術がしっかりできるかどうかでその後の予後に大きく影響がでます
※施術回数・頻度・期間は個々

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施術後のケア

◇ 回復後のセルフケア ◇
・再発のリスクは著しく低いですが、肩関節は自由度が高く可動域の広い関節です。必要に応じて各可動域方向のストレッチをご指導させて頂きます

◇回復後の通院頻度◇
・患者様と相談の上、卒業orメンテンナンスを決めさせて頂きます
・再発防止に向け、整体治療でのメンテナンスをオススメさせて頂いております。通院頻度は月に1回~3か月に一回をオススメさせて頂いております。

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