オリエントエクスプレスの施術例

頭痛、目まい、耳鳴

2023-06-04

病院での診断

不明(疲れではないかと言われた)

これまでの経過

半年前から天気が悪くなると目まいや頭痛が起きるようになった。
普段から肩こりやあるが、雨の日や台風が近づく前には特にきつく、頭痛薬を飲んでも頭痛が治まらないこともある。
あまりにつらいときは仕事に支障が出ることもあり困っている。
病院の検査では異常は全くなく、気象病の可能性もあるが原因不明と言われた。

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鍼灸院としての診断

天気が悪くなる前に頭痛やめまいが悪化するため、湿気が原因と考えられます。
湿気が過剰になると湿邪と言う人体に悪影響の邪気となり、体内の水分が過剰になると痰湿と言う病理物質となります。
この二つが結びつくことで症状を引き起こしていました。

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治療方針

舌を見るとぷっくりと膨らんでおり、ツヤツヤしています。
これは痰湿が体内に溜まっているためです。
お話を聞くと汗をジトっとかくことがあるという事で、痰湿が体内に多く、体の巡りを阻害しているため痰湿を排出する治療をおこないます。

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治療内容

痰湿は体の中の余分な水分のことで、ヘドロのようにドロッとして粘っこいイメージの水分のため排出しにくく体を冷やしやすい特徴があります。
また水分なので重力により下に溜まり足のむくみや冷えの原因のほか、下痢や不妊の原因にもなります。

痰湿が溜まっている時は、温めて流すことが目的となるためお灸と鍼、吸い玉を組み合わせて全身の巡りを強制的に改善していきます。

痰湿の除去は鍼灸の治療だけでは取り切ることはまず難しく、日常生活、食事、体質改善が必要となります。
その体質改善ができるかどうかが治療の分かれ道となります。

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施術回数・頻度・期間

週1回の治療をまずは1ヶ月続けて、運動と食事の改善をおこないました。
さらに週1回の治療を2か月続けたころには、天気の急変でも頭痛やめまいが出なくなったり、出たとしても頭痛薬を飲まずに済むくらいまで改善しました。
約3か月で効果がしっかりと出て、それ以降は2週間に1回の通院間隔でメンテナンスを継続中です。

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施術後のケア

痰湿が溜まっている場合は、痰湿を除去する以上に入ってこないようにするのが重要となります。
痰湿の1番の原因はお酒と食事です。
断酒は絶対で、食事は脂っこいものや味の濃いもの、インスタント食品は控えてもらいます。
そのうえで豆類や緑茶など去湿類と呼ばれる食材を採ってもらうようにしました。

また運動もジョギングを週2回、30分以上でしっかり汗をかくまでやってもらいました。
普段運動不足という事だったので体力に気を付けながら徐々に運動量を増やしてもらいました。

痰湿の除去にはいわゆる食事制限と運動は必須で、これをやらない限り症状は軽減しません。

患者様は働き盛りの年齢で「来年は重要な仕事を任されるので、何としても今年のうちに治したい」と強い気持ちで来院されたので、大変な体質改善にも積極的に取り組んでくださいました。
その甲斐あって体質改善に成功し、悪天候でも頭痛目まい耳鳴に悩まされることはなくなりました。

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