オリエントエクスプレスの施術例

朝の目まい、吐き気、倦怠感
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頭
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神経系
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女性
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〜10代
2024-11-11
病院での診断
起立性調節障害
これまでの経過
現在中学2年生で1年前から吐き気やめまい、頭痛などの症状があらわれ始めた。
最初はしばらく休んでいれば楽になっていたが、徐々に症状が強くなり起床時が最もつらくなってきた。
病院での検査の結果、やや貧血気味であると検査結果が出て起立性調節障害の可能性があると言われ服薬開始。
3ヶ月ほど通院と服薬を続けたが症状は改善せず、良くなったり悪くなったりの波が大きい。
朝は起きられず夕方になりようやく起床できると言う、典型的な起立性調節障害の症状が出ている。
最初はしばらく休んでいれば楽になっていたが、徐々に症状が強くなり起床時が最もつらくなってきた。
病院での検査の結果、やや貧血気味であると検査結果が出て起立性調節障害の可能性があると言われ服薬開始。
3ヶ月ほど通院と服薬を続けたが症状は改善せず、良くなったり悪くなったりの波が大きい。
朝は起きられず夕方になりようやく起床できると言う、典型的な起立性調節障害の症状が出ている。
鍼灸院としての診断
起立性調節障害の診断が出ているため自律神経の乱れが原因で、倦怠感があり吐き気や食欲不振など、胃腸症状がやや強く出ているため脾気虚による中気下陥と判断。
治療方針
中気下陥とは、脾気が下に落ちることを言います。
脾は五臓の一つで、飲食物を消化吸収し気血を生成する場です。西洋医学的に言えば胃腸全般と考えても良いでしょう。
脾は気血を生成し上に昇らせる昇清作用と言う力を持っています。この昇清作用が低下すると内臓下垂や脱肛、気分の落ち込みなど「落ちる」症状があらわれます。
貧血や目まいなどの落ちる症状も脾の昇清作用の低下による中気下陥が原因ではないかと考え、脾の力を活性化させる治療としました。
脾は五臓の一つで、飲食物を消化吸収し気血を生成する場です。西洋医学的に言えば胃腸全般と考えても良いでしょう。
脾は気血を生成し上に昇らせる昇清作用と言う力を持っています。この昇清作用が低下すると内臓下垂や脱肛、気分の落ち込みなど「落ちる」症状があらわれます。
貧血や目まいなどの落ちる症状も脾の昇清作用の低下による中気下陥が原因ではないかと考え、脾の力を活性化させる治療としました。
治療内容
鍼灸治療ではお腹に温灸をし温めながら脾の力を強め、足三里と手にある合谷のツボを使い気血を上昇させる益気昇提と言う治療法をおこないます。
全体の巡りを改善するためと自律神経の調整を兼ねて、背骨に沿った督脈に吸い玉をつけ気血の通り道を開通させます。
まだ中学生で鍼に対して若干の抵抗感があるため、刺激は軽めにし鍼の本数も最小限に抑えた治療としました。
全体の巡りを改善するためと自律神経の調整を兼ねて、背骨に沿った督脈に吸い玉をつけ気血の通り道を開通させます。
まだ中学生で鍼に対して若干の抵抗感があるため、刺激は軽めにし鍼の本数も最小限に抑えた治療としました。
施術回数・頻度・期間
最初の1ヶ月ほどは1週間に1回の治療とし、症状に変化がみられればその都度治療頻度を変更することにしましたが、週1回の治療は2~3ヶ月ほど必要でした。
症状が徐々に変化し、午前中に起床できるようになってきた時点で2週間に1回の頻度としました。
症状が徐々に変化し、午前中に起床できるようになってきた時点で2週間に1回の頻度としました。
施術後のケア
当院が提案した漢方薬を医師に相談し、服薬中の薬と併せて漢方薬も開始。症状はやや落ち着き始め、週の半分くらいは午前7時ごろには起床できています。