LTVという言葉をご存知でしょうか?
過去に本メルマガでも何度か言及してきましたが、今経営で最も大切な概念の一つだと思います。
簡単にお伝えすると、『一顧客あたりの累計売上』です。
ある患者さんが、単価1万円の施術を5回受けてくれたら、LTVは5万円で、売上は1万円です。
売上目標か(例えば)半年間のLTV目標か、どちらを目指すかで、すべきことが変わってきますよね。
LTVを伸ばそうと思ったら、初診からこれまでの「累計来院期間」や「累計来院回数」を伸ばすことも大切な考え方になってくると思います。
では、目標を持つとしたら、どれくらいの累計売上、累計来院期間、累計来院回数を目指したいですか?
もちろん正解はありません。当社サロンでは、「お客様と5年10年お付き合いできる治療家」をまずは目指していまして(長いか短いか別として)、そのあたりを前提に短期目標、長期目標を設定しています。
この「理想」をどこに置くかで、今やることが変わってきますよね。(もちろん期間が長ければ正解という話しだけではないですが)
常々思うことは、鍼灸師がよりたくさんの人に受けていただくためには、今日来てくれている鍼灸歴1ヶ月の人が2ヶ月になり、3ヶ月の人が6ヶ月になり、3年の人が10年になり、という風に鍼灸が人生のライフスタイルに根付いている人を増やしていくことが大切だと考えています。(慢性・急性疾患ともに)
例えていうなら、穴のあいたバケツにいくら水を注いでも水位はあがりませんが、穴のないバケツはあっという間に一杯になるんですよね。
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