2014/05/09
経営判断でとても大切!「費用対効果」という考え方

こんにちは!しんきゅうコンパスの早川です!
今週もしんきゅうコンパスウィークリーをお送りします^^
今回は費用対効果について取り上げます。
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●費用対効果とは?
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費用対効果とは、コストに対して得られる成果の割合をいいます。
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●費用対効果はどう展開できるの?
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貴院では、患者さん1人の施術で5,000円、
つまり顧客単価5,000円とします。
そして、広告に5,000円かけると
1人の集客があるであろうことがわかっているとします。
その5,000円の広告は実施すべきでしょうか、
すべきではないでしょうか。
私は、すべきかなと思います。
リピートして頂ければ、それ以降は利益になりますし、
5,000円の広告で1人ではなく、2人の新患さんが
ご来店されれば、そこからも利益です。
この考え方が分かれば、
どのような施策にお金を使うのかを
判断しやすくなり、
より自院の売上向上につなげることが可能になります。
例えば、施術の効果がなかったからもう1回タダでやってくれ、
というクレームをおっしゃられる患者さんが来たとします。
当然状況によって対応の可否は変わりますので、
一概には言えませんが、30分の追加施術を行うことで、
そのお客様の感情がおさまり、
今後も気持ちよくご来院して頂けるとしたら、どうでしょうか。
30分のタダでの施術は、金額に直すといくらでしょうか。
自分の給与を月間仕事している総計時間で割った額が、
仮に1500円だとしましょう。
すると、今回のクレーム対応に750円のコストをかけるかかけないか、
という判断になるわけです。
また別の事例で言いますと、
採用活動でこまっていらっしゃる先生がたも
多くいらっしゃるかと思います。
そこで、人材紹介会社さんにお願いしようかと検討するとします。
紹介会社さんは、自院にあった方を紹介して頂けるのですが、
採用が決まったら、20万円~40万円ほどの支払いが発生しますね。
金額だけを見ればとても高く感じます。
しかし、仮に貴院で人手が足りず、
ベッドが2台常に余ってしまっているとします。
人がいれば、患者さんはまだ集客でき、
スタッフ一人あたりの売上は一人前のスタッフなら
40万円までいける、とします。
教育の期間と本人の給与は考えなければいけませんが、
半年間~1年間のスパンで考えれば、
20~40万円を払うよりも、その費用を惜しんで
ベッドを持て余してしまっているほうが
実はコストがかかってしまっている
という考え方もありえるわけです。
このように、かける費用と
それに対して得られるリターン(効果)を
冷静に数字で考えると、より的確な経営判断ができます。
ぜひご参考ください^^