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美鍼にオススメのツボ「合谷」

合谷(ごうこく)は、陽明大腸経(ようめいだいちょうけい:肺や大腸と密接な関係があると考えられています)という経絡にある原穴(身体の気が集まり、最も重要とされる経穴)で、様々な効果が得られることから「万能のツボ」と言われています。そのため、ご自身で鍼灸を体験するには合谷がピッタリですので、是非、押圧してみてください。

目次

合谷(ごうこく)とは


「谷の合間」を意味する合谷(ごうこく)。合谷の「合」は親指と人差し指が“出会う位置”という意味で、「谷」は親指と人差し指を開くと“深い谷”のように見えるため「合谷」と名づけられました。その開いた状態が虎の口に似ている事から、別名の「虎口」とされている。そして、その谷間から身体中のエネルギーが湧き出てくると言われています。
風邪のひきはじめ、頭痛、鼻血、鼻水、歯痛、視力低下など幅広い症状への効果が期待できます。また、ほかにも肩コリ、ストレスなど万能のツボです。「万能のツボ」と呼ばれています。

場所


手の甲を上にして、親指と人指し指の骨が交差した部分から、人差し指へ向かって押していき、痛みを感じるくぼみが合谷(ごうこく)です。

合谷(ごうこく)は、脳に最も影響するツボ


合谷(ごうこく)は全身に365個ある経穴の中でも、最も脳に刺激が伝わりやすい経穴だと言われています。
血流試験によっても、右手の合谷(ごうこく)を刺激すると左脳の血流、左手の合谷(ごうこく)を刺激すると右脳の血流が活発になることが明らかになっています。ちなみに左手の合谷(ごうこく)は膀胱機能、右手の合谷(ごうこく)は副腎機能と深い関わりがあるとも言われています。

合谷は痛みを麻痺させるエンドルフィンを分泌


合谷(ごうこく)が痛みに効くというのにも理由があります。合谷(ごうこく)を刺激すると脳内に「エンドルフィン」というモルヒネの様な物質が大量分泌され、脳が感じる痛みを緩和します。中国では鍼麻酔をする際に合谷(ごうこく)のツボが使われています。

合谷(ごうこく)はパソコン作業にもピッタリなツボ


現代人は、パソコン操作が多くなったことで、慢性的な目の疲れ、肩コリ、腕の疲れに悩まされやすくなっています。合谷(ごうこく)はパソコン作業に関連するほとんどの疲れに対応しているので、デスクワークが多い方には特にお試しいただきたい経穴です。
パソコンを前にしてお仕事を頑張っている方は、合谷(ごうこく)を押圧して、身体を優しく労ってあげてはいかかでしょうか。合谷(ごうこく)を正しく押圧できると、目がスッキリするのを実感できると思いますよ。

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本コラムの監修

CHIHIRO

美容鍼灸サロン CALISTA美容鍼灸サロン C by CALISTA 総院長
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師(鍼灸師)

経歴:
大学卒業後、TV局アナウンサー、PR会社勤務を経て、女性限定鍼灸サロンCALISTAを設立。雑誌・テレビなど掲載多数。多種の口コミサイトで高い評価を集める。美容鍼・経絡美容鍼灸の第一人者。著書に『~ココロとカラダがかがやく~ 美人のツボ』、『~女性限定鍼灸サロンが薦める~ 美ツボBOOK』がある。

所属:
伝統鍼灸学会全日本鍼灸学会日本鍼灸師会東京都鍼灸師会

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