寺岡はりきゅう接骨院

トリガーポイント鍼治療は比較的新しい治療法ですがエビデンス（医学的根拠）が確立されつつある治療法です。
従来のツボや経絡など、カンや感覚などに頼ったものではなく、的確に筋肉組織の悪い部分を刺激していきます。

よりいっそう効果を高めるためにはトリガーポイントマッサージも加えるとよろしいです。
また、女性には産前、産後の骨盤矯正も併用されると理想的です。
 

「今から○○さんの痛いところを探します。痛いと感じているところに私の指が当たったら教えてください」。という一言で、症状がある場所に対して「あ、そこです」と言ってもらえます。それから答え方で、見つけたトリガーポイントの症状への関与の程度もわかります。「先生、そこもそうです」というのが軽い関与で、強く関与している場合は「それっ、そこです！」と、応答に差がでます。

これがトリガーポイントです。

簡単そうに思われますが　トリガーポイントの探し方には鍛錬が必要になります。

鍼灸には昔から「ツボ」「経穴」「経絡」という考え方が一般的で、これは施術者側からすると便利で　患者さんもなんとなく納得します。

ですが、実際にツボの位置に治療点があることは少ないです。

逆子を改善するお灸や　胃の症状に対する六つ灸など特効穴と呼ばれるツボはありますが　一部にすぎません。

このポイントが　ある痛みに効果があった　という場所を集めたのがツボで　最初にツボありき　ではなさそうです。

このように東洋医学にはこじつけみたいなところが結構あります。

（すべてを否定するわけではありません）

 

無理やりその人をあるタイプに押し込むという感じでしょうか。

そうではなく、当院では痛みの原因筋を探し、その中でもその痛みが改善する反応ポイントを見つけて鍼を打ちます。

そうすることによって無駄な刺激や時間を使わず効率的に痛みを改善することを目指しています。

トリガーポイントに鍼を打ったら、通常は１０～１５分はそのままで静止していただきます。

なるべく、体に楽な体勢を取っていただきますが、その体勢によっては、鍼を打ったのいいが、目指す深さまで届かず、その時間は全くの無駄！　になります。

なので、たとえば、腰にうつ伏せで鍼を打つときは　ベッドと背面が平行になるように　お腹にクッションやタオルを入れて寝ていただきます。

腰が反ったまま鍼を打っても、筋肉は緊張したままで硬い為、鍼の効果は半減するし、患者さん自体も体勢的につらいはずです。

この鍼を打つ以前のあたりまえのことが出来ていないのは不思議でしかありませんが「鍼灸院あるある」　です。