- 小児はり(小学生、未就学児)
小児は気の巡りが早く、身体も小さいので治療時間はかなり短めです。しかし小児は自然治癒力が旺盛ですので短く的確に治療する方が効果的です。
「はり」というと怖がるお子さんがいらっしゃいますが、そんな時は怖がらないように気を逸らしたり、怖くないということをきちんと説明して安心して下さった上で治療します。
使用する鍼は小児用の刺さない鍼を使用します。それらを皮膚の表面にある僅かなツボの反応に対して軽く接触したり、撫でさするようにします。
お子さんは気持ちいと言ったり、くすぐったがりますが鍼そのものを嫌がることはありません。
また、お子さんの機嫌が悪く泣き出したり落ち着かなく動き回ったりしてもお子さんの動きに合わせたり、お母さんお父さんが抱っこした状態で治療していきますのでご安心ください。
- 逆子 安産
逆子、安産ともに妊婦さんが安心してマタニティーライフを送っていただけるように体調の管理、マイナートラブルの解消軽減から安産までサポートしていきます。
妊娠初期から臨月までその時の週数、状態、体質に合わせて使うツボなどの施術方法や治療するときの体勢などを変えていきます。
特に逆子の治療をご希望の方は出来るだけ早い週数のうちに治療を開始されることをお勧めいたします。
また、必要な時は自宅で施灸して頂くためのツボの位置や施灸方法などの説明も致します。
- はりきゅう治療(一般)
どの様な症状の患者様に対しても、
問診 睡眠状態、食欲、便通、女性の場合は月経の状態をお聞きします。
腹診 お腹の硬さや肌の艶や張りを診ます。
切経 全身の皮膚表面を流れている経絡の気の状態(艶があるか、ざらざらしているかなど)を診ます。
脉診 脉の速さ、強さ、皮膚の表面で打っているか、深いところで打っているかを診て、その方が緊張しているか、冷えがあるかなどを診ます。
お一人お一人のその時の状態に合わせた治療を行ってきます。
施術は痛みを感じることはありません(目的とする気は皮膚の表面を流れているので深く刺す必要はありません。)また、鍼を刺しっ放しにすることはありません。
施術中は緊張が和らぎリラックスしますので心も体もゆったりした感じになります。
まずはじめに手や足のツボに鍼をします。この鍼が全身に影響があり、全身調整の重要な部分になります。この施術でお腹や首肩の緊張が取れ、呼吸が深くなり手足に温かみが出てきて気分がゆったりしてきます。この状態が自然治癒力が旺盛に働いている状態です。
その後、痛みのあるところや硬いところに直接施術をしていきます。
お灸は鍼の補助として背中やお腹のツボの反応に対して行います。この場合は棒灸と言って艾を練って棒状にしたものを皮膚にかざして皮膚表面を温めます。柔らかく温かみを感じる程度ですのでとても心地よい感じがします。
施術時間はおよそ45分と設定していますが、患者さんのその時の状態などで多少の変化はあります。治療時間の長い短いで治療効果は変わりません。最適なタイミング、施術量で治療を致します。
- はりきゅう治療(中高)
中高生の場合は特に起立性調節障害の方が多く来院されています。また、部活等でのスポーツ障害等も取り扱っております。
体力的にはほとんど大人と変わりありませんが、まだ未熟な部分があり、気の巡りは小児と同じくらいです。大人としての対応をし、また子供並みに慎重に施術致します。