- 医療面接
現在お悩みの症状についてどんな症状でもご相談ください。患者さんの鍼治療で期待することについて、お伺いし鍼治療で対応できること、出来ないこと。西洋医学的なことを優先した方が良いのではないかといったことについて、患者さん一人一人に寄り添って最適な医療が選択できるように提案し、鍼治療について理解していただくことも需要と考えています。
つまり、当科では「インフォームド・コンセント」より一歩進んだ「インフォームド・ディシジョン」を推進してます。患者さんに全ての情報を提供して、患者さんとスタッフが一緒になって治療法を決めていく姿勢が重要と考えています。また、治療で最も大切にしていることは患者さんそれぞれゴールが異なることから、鍼治療のときは患者さんの社会的背景などを考慮し、鍼治療以外の選択肢(美容外科や神経内科、整形外科、リウマチ膠原病科などの西洋医学的アプローチ、セルフケア、介護のインフラなど)も合わせて患者さんにとって最善のゴールを一緒に統合医療の観点から進めています。
- 身体所見
詳しくお話を伺った後は適切に鍼治療を行うため、実際に患者様の身体の状態を理学検査や東洋医学的な所見をとります。
◇レッドフラッグスを除外します。
私達は患者さんに責任ある施術をモットーに、神経学所見などを行い脳や脊髄に異常がないか?を確認し、鍼治療より先に西洋医学的な治療を優先させることがないかをチェックしています。
◇西洋医学では異常がないと言われたけど・・・
西洋医学的な検査は基本的には、予後不良な疾患などをスクリーニングすることが目的となりますので、東洋医学で言われている未病や半健康状態、肩こりや腰痛、手のしびれ、胃部不快感などでは異常がないと言われてしまうことが多いです。(例えば腰痛の85%は原因不明)そこで、出番となるのが東洋医学的な所見や体表面の筋肉のコリや押すと痛い場所などです。こうした観点から西洋医学で異常ばないと言われた症状に対してもアプローチすることが可能です。実際には東洋医学的な所見を取り西洋医学的な所見と合わせ治療計画を立てて参ります。
- 鍼治療
患者様のお話・身体所見から得た情報を基に鍼治療を行っていきます。
◇オーダーメイドの鍼治療です。
患者さんの疾患や症状に合わせ、東洋医学的、西洋医学的観点からツボを選択し、患者さんの感受性に合わせ鍼の深さや太さ、通電などを決定します。
◇安全・安心の鍼治療です。
すべて使い捨ての滅菌消毒済み(注射と同じ滅菌)の鍼を一度使ったものはすべて破棄し、単回使用で行っています。また施術者の指も清潔操作で指サックやグローブを用いて行います。
当科のスタッフは、全て国家試験合格後、当科などで
研修を行った知識や技術が一定レベル以上達成したもののみ施術を行います。
※医療面接・身体所見・鍼治療を合わせて1施術となります