- メニュー名: 通常の治療
安い物は品質も悪い、高いものは「いい」と言う固定概念があります。しかし、治療費が余り高すぎると鍼治療が富裕層のものになる恐れがあります。私はそれに賛同できない為、30年以上前の治療費をそのまま維持しましたが、最近流石物価の高騰で今まで通りは大変難しくなりましたので、12月が治療費を1000円ほど高くせざるを得ません。
腰痛のため予約した患者が来院しました。「今日は・・・」そのまま治療室に入ろうとします。
腰が痛いから腰の痛いところに患者の指示に基づいて鍼をして貰う「メニュー」選んだつもりでしょう。
しかし、私はそのようなメニューもないし、そのような無責任な治療もしません。通常の治療の流れは以下の通りです(緊急事態を除いて)。
患者が来院しますと、先ずお茶を入れて問診を行います。部分的独自の問診票を記入して頂いて、その記入に基づいて既往歴から現病歴まで出来るだけ詳しく状態を聞きます。比較的単純の場合20-30分ほど掛かります。複数の症状を訴えているか、状態が入り込んでいる患者の場合この問診は1時間かかる場合もあります。
次に診察室で「診察」を行います。それは細かく視診し、脈、舌、腹、手足、背中を診て、聴診器で心音、呼吸音、腸音を聞いて、血圧測ったりし、打診や理学検査なども行います。このような診察もまた暫く時間掛かります。
診察しながら気になる所や異常があれば、その流れの中で患者に分かるような形で説明します。説明は患者の年齢、仕事の背景、教育に合わせ、または視覚的な資料も使い、患者が理解するまで行います。理想的には説明を聞いている患者が「なるほど」と思うようになると良いです。
診察が終わりましたらやっと治療に入ります。鍼灸治療の未経験な患者に事前鍼やお灸の材料な手法を説明し、実際治療に使うものも - 無論 - 患者の肉体的や精神的な状態と体質に合わせます。
初診の際私は患者が必要と思われる「治療量」が100%としましたら、安全のために先ず70%程度=不十分=患者が不満があっても不思議ではない程度しか治療を施しません。それは患者が鍼灸治療(原則的***どの***治療)にどのような反応を示すかが予測するのは不可能からです。治療が「強すぎて」しまえば、患者が不快な思いするだけではなく、場合によって病態が悪化することもあります。マッサージなどの手技の場合それがよく「もみ返し」と呼びます。
私はそのような事態を極力避けます。
心配があれば治療する以前で相談も受けます。患者は自分が何をするか/されるかがよく認識すべきだと信じています。流行の言葉で言えば:インフォームド・コンセント。
* ネット予約:出来ますが、ここのサイトのシステム=ロボットが現実にあった形d実際予約した時間単位を入力させて下さらない。ですので、予約の際出来ればお電話下さい。
- プレミアムコース
(写真:手前は高級な鍼、後ろは通常の鍼)
プレミアムコース
とは随分大げさに聞こえます。
基本=全ての患者に常に必要な治療を全部施します。
しかし、このプレミアムコース(本来このような概念は好みません!)にはかなり豪華な手仕上げの鍼を使います。
通常の鍼よりも何倍も高い物ですの、どうしてもある程度の経費が発生しますので、通常の治療(治療費=4000円)より幾分上乗せさせて頂きます。
出来ましたらこれほど贅沢な消費材料を希望する方には7000円位でご提供したいと思います。
- 相談
本来簡単な相談は無料で行います。しかし、今風の世界(このサイトを含めて)で何でも「販売」しないといけないようですので、所謂本格的な医療相談 - つまり1時間ぐらいをかけている場合 - は2000円ほどで受けたまわります。
これは直接的な「治療」ではないかもしれませんが、心配事が多ければや患者が抱えている病気に対する治療効果が期待が出来るかどうかも又事前で話し合われた方がお勧めです。
- お試し「コース」
意外に数多くの人は鍼やお灸の事を知らないようです。先入観やご認識として「鍼が痛い」と「お灸が熱い」と思われるもようです。しかし、普段の治療において鍼が痛くもないし、お灸も熱くもありません。このサイトで次男が一歳半頃にお灸している写真ものせてあります。もし一般的に思われるほど熱ければ、それ程小さいな子供は志願する筈はありません。
この「お試しコース」は鍼やお灸を知らない人が体験出来るために設定しました。比較的短時間(20-30分)で簡単に鍼とお灸が体験が出来るようなものです。治療ではありません。しかし、左記のご認識を事前に取り除いた方が本格的な治療の際大いに役に立つでしょう。
何方かに上げるために「お試し券」も同じ値段 - 1000円 - で販売しています。
疑問を感じましたら、是非とも試してみて下さい。
- 寄付コース
無論、これはちゃんとした「治療のコース」ではありません。私は開業してから27年間「メニューなしの治療院」の概念をもって治療しました。最近他のサイトであまりにも「コース」に拘り、幾分反抗的態度でこのコースも設定します。
鍼灸治療費(保険適応なし)の相場は今6000-8000円かそれ以上に掛かる事が珍しくありません。しかし、そのような費用を払える人は必然的裕福な人でなければなりません。私自身もそのような高価な治療を受けられません。つまり、そのような鍼灸治療はもっぱら富裕層のための治療です。私はそのような概念(ビジネス!)に賛同出来ません。金銭的余裕のない人も鍼灸治療で助けるべきだと思います。
2年前既に院内に「治療費基金」を設置しました。恵まれていない人にも差し伸べられるためこの(妙な?)「コース」も設定します。「治療費」は最低10000円に設定しますが、上限はありません。当院の治療費を超える金額は基金に入れます。
しかし、仮に100万円を払っても、特別待遇はしません!治療は治療。生活保護受給者も大金持ちも同じ。
金額に「見合った」治療をお求めであれば、そのような待遇をして下さる他院に訪れて下さい。