- 体鍼
中医学の考え方に「不通則痛、通則不痛」という原則があります。これは、流れが悪ければ則ち痛み、流れが良ければ則ち痛まずという意味です。私たちの体の中には、全身に経絡と呼ばれる通り道があり、その中を流れる気・血・津液(しんえき)が滞りなく正常に循環していれば健康ですが、何らかの原因で経絡循環の滞りが生じると、痛み・凝り・むくみといった様々な不調が発生します。
鍼灸は、中国古来の治療法で、中国医学の陰陽・五行に基づき、身体の自律神経やホルモンなどのバランスを正しく整えることにあります。
現在、社会は、いろいろなプレッシャーやストレスなどから、体内のバランスが崩れ、ホルモンの分泌、自律神経が乱れ、身体や精神面の不調を引き起こす原因にもなります。
当院では、薬を使わない、サプリメントなどに依存しないように、鍼灸治療でホルモンのバランスや自律神経を整え、免疫力を高めていく治療を行います。
当院は、女性専用で、台湾・中国の鍼灸治療法も取り入れ、女性スタッフにより安心・安全な施術を致します。
治療方針
薬やサプリを使わず、身体のもつ自然治癒力を高めることで治療を行っております。
普段、周りには話せないような体の悩みも、女性同士ですので、 気軽に何でもご相談頂けたらと思っています。 痛みのない優しい治療を心がけています。
適応症
*女性特有の疾患の治療を目的とした鍼灸治療として
生理痛・不妊症・更年期障害・冷え性・貧血・月経困難・逆子
*キャリアウーマンとして頑張る女性の健康を維持する鍼灸治療として
販売職の方へ・・・むくみ、腰
事務職の方へ・・・冷え、肩こり、目の疲れ
*女性の健康力を上げることを目的とした鍼灸治療として
頭痛・腰痛・神経痛などの慢性的な痛み、更年期障害
頭・目・顔の症状:
頭痛・偏頭痛・耳鳴り・疲れ目・目の充血・仮性近視・鼻水・咽頭炎・
扁桃炎・歯痛・歯のうき・顔のむくみ・肌荒れ など
首・肩・腕・背中の症状:
首のこり・五十肩・関節痛・寝違え・肩こり・背中のはり・腕のだるさ・ 肘痛・腱鞘炎
足・腰の症状:
腰痛・膝関節症・ぎっくり腰・足のむくみ・膝の痛み・こむら返り・
足のしびれ、足の疲れ・ねんざ など
内臓の症状:
胃もたれ・食欲不振・胃酸過多症・高血圧症・低血圧症・吐き気・下痢・ 便秘・痔・口内炎・気管支炎・排尿困難 など
心の疲れ:
イライラ・不安・めまい・不眠・動悸・神経症 など
女性の美しさを維持する鍼灸治療として
便秘・生理不順
食生活、精神的ストレス、女性性周期による影響、内臓機能の不調、腹筋力の低下など 原因によって、治療方法はことなります。いずれも生活リズムや日々を過ごす環境に影響されることが多いようです。
お体の状態にあわせた鍼灸治療をおこないます。
便秘・生理不順が原因で顔色が悪くなったり、吹き出物が出たり・・・
内臓機能を高め、体内環境を正常化することで身体の中から美しい、健康美を実現します。 鍼灸治療によって便秘がちな腸の活動をよくしたり、水分代謝をよくすることで体調が整います。
鍼灸治療翌日以降のからだの変化を感じて下さいね。
たとえば・・・
・体がぽかぽか、ふわふわして眠たくなる。
・顔に赤味がさす・化粧のりがよくなる。
・体や足が軽く、気持ちがスッキリし動きやすい
・手足があたたかく感じる
・目や頭がスッキリする
・大小便の出や量の変化
・月経量の増加
・翌朝の目覚め感がいつもとちがう・・・・など
ツライ症状の変化だけでなく、 からだ全身の変化にも、ぜひ、ご注目下さい。
- 美容鍼・美顔鍼
美容鍼は顔と体のツボに刺鍼、美顔鍼は顔のみの刺鍼になります。
美容鍼、美顔鍼
*顔のたるみ・シワ・二重あご
肌の美しさは体調に影響されます。例えば寝不足や疲れで目の下にクマができたり、つやが悪くなったり。身体が不健康な状態で肌が健康であるはずはありません。美容と健康は直結しており、顔に表れる変化は身体内部の状態を反映しています。
中医学の望診は顔色やくすみを見てからだの状態を判断します。中医学を取り入れた全身治療を加えることで、身体の中から変化させ、健康な身体から生まれる美しい肌を追求します。
肌の美しさに一番大切なものは血液・リンパの流れです。肌に栄養を運ぶのも、老廃物を運び去るのも血液・リンパの役割です。鍼灸治療をすることでこれらの循環がよくなり、新陳代謝を活発にしターンオーバーを円滑にしてくれるのです。
お顔の皮膚の下には表情筋という筋肉があります。顔は喜怒哀楽などさまざまな表情をします。
肩コリや目の疲れなどは、顔のたるみ・シワ・二重アゴの要因でもあります。表情筋に対して鍼刺激を行うことで、筋肉自体のはたらきを活性化すると考えられています。また、その原因である疲労やストレスを改善してこそ、お顔のトラブルの解決につながります。
シミ・ニキビ・吹き出物などにもさまざまな原因が考えられます。
「内臓のはたらきが低下している。」「ストレスを感じ精神的に不安定である。」「化粧品がお肌にあわず、肌荒れがおきてしまう。」などなど…これらの症状に対しても美容鍼灸は有効です。
鍼の刺激は体の免疫機能を調整し、体調を正常な常態へと導く作用があります。
シミに対しては、シミの周囲に鍼刺激をすることで、皮膚のターンオーバーを活性化する目的で施術を行い、また、ニキビや吹き出物に対しても皮膚の免疫機能に働きかけ吸収と分解を促します。
そして、お肌のトラブルは内臓機能の不調やホルモンバランスが原因で、体調不良のサインとしてお顔に現れることがあります。こういったお肌のトラブルに関しても、局所治療だけではなく全身治療(全体のバランスを整える)を行うことで体の中から美しくなります。
- アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、湿疹(皮膚の炎症)を伴うもののうち、アレルギー反応と関連があるものです。先天性の過敏症の一種です。アトピーという名前は「場所が不特定」という意味、医学用語としては気管支喘息、鼻炎などのほかのアレルギー疾患にも冠されますが、日本においては慣用的に「アトピー」のみで皮膚炎のことを指すことが多いです。
アトピー性皮膚炎は、アトピー型気管支喘息、アレルギー性鼻炎、皮膚炎の蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質(アトピー素因)の上に、様々な刺激が加わって生じる痒みを伴う慢性の皮膚疾患と考えられています。患者の約8割は5歳までの幼児期に発症します。従来、学童期に自然治癒すると考えられていましたが、成人まで持ち越す例や、成人してからの発症・再発の例が近年増加しています。これについては、人口密度や住宅環境の変化が要因であるとする意見や、軽症患者の医療機関への受診が増えたことを指摘する意見があります。
原因:発症の原因は不明ですが、アトピー性皮膚炎は、家族内発生がみられること、他のアレルギー疾患(気管支喘息など)の病歴を持つ場合が多い(アレルギーマーチ)ことなどから遺伝的要因が示唆されています。よって、皮膚が乾燥しやすいなどのアトピー素因を多くの患者が持っていますが、これは炎症の結果ではなく、独立した要素であると考えることができます。しかしその一方で、いわゆる遺伝病のように特定の遺伝子が発症の有無を決定的に左右するものではありません。また、発展途上国に少なく近代化に従って数十年単位で患者数が増加していること、環境の変化によって急激に発疹・痒みの症状が悪化しやすいことなどの理由から、遺伝的要因だけでは説明できない事例も多く、環境要因も非常に大きいと考えることもできます。
環境要因:
摂取する食物がアレルゲンとなっていることがあります。乳児期・学齢期に多いです。
ダニ・ハウスダスト・鳥の糞といったアレルゲンにより、悪化原因となっていることがあります。
皮膚に常在している細菌の影響も考えられます。細菌が病変部位から進入するなどで特異的な感染症を併発することが多いほか、湿潤した病変部位は健常な皮膚よりも細菌の数が多いことがあります。
ストレスの影響も考えられます。進学・就職・職場の配置転換などを機会に悪化するケースが多いです。ストレスにより掻破行動が増すことが原因のひとつです。
極端な乾燥肌のため、冬の乾燥期に悪化する事が多いです。盛夏期、自己の発汗によっても炎症を起こし易くなります。これは表皮バリア機能が乏しいため、汗の塩分がダイレクトに表皮で滞留してしまうためです。
*鍼灸・ツボ刺激療法
全身の体質を調整するのに有効です。ただし、継続した治療が必要で、1回の施術で治るものではありません。
鍼灸治療も治療内容が異なっており、体質改善のための治療とアトピーの体質としてある痒みによる不眠、多夢、足の冷え、イライラ感、憂鬱感にもある程度効果があります。
鍼は痒みのある部位に刺すだけではなく、東洋医学の診断に基づいた手足のツボに治療することが多いです。
- 吸い玉
吸玉療法とは?
吸玉
中国の民間療法の一つで吸玉を皮膚に吸着させ、刺激を与えることによって、血液の循環をはかり、血行をよくします。体内組織の改善により筋肉のコリなどをほぐします。吸玉療法は、病の原因である汚れた血液の改良を計り、健全な血液の循環によって健康体をつくる療法です。東洋医学では、人体の各部分は、共に密接な連絡を保ちながら働いているため、ひとつの病は、その部分だけで出てくるものではなく、他の部分とも深い関係があります。
血液をキレイにする特徴
吸玉の効果のなかで最もすばらしく、この療法の特徴になっているのは、血液に対する作用です。
すなわち、血液の浄化と血行の促進です。健康な体を保つ上でもっとも大切な役割を果たしているのが血液です。
有害成分を追い出す効果
最近テレビなどで体内の有害物の排出の効果が吸い玉にもあります。
血液が運び出す老廃物の大部分は腎臓で分離され、尿として排出されますが、皮膚からも汗や皮脂に混ざって排出されます。吸玉によってこの働きが増進されます。
コレステロールを洗い流す
吸玉の働きとして施術した部分の血管引っ張られてはふくらみ、血液の流れる量も早さも増大します。
この効果により、流れの悪かった血管が開き、血行の障害が改善されます。
血管の内部に垢のようにこびり付いたコレステロールなどが綺麗に洗い流されるので、血管の硬化を予防できるのです。
吸玉の効果はかなり深部まで及びますから、深部のうっ血した汚い血を皮膚の表面近くまで引き出し、流れの良い血管に乗せることが出来ます。
また、肩こりなどの筋肉痛は、筋肉の中に乳酸などの老廃物が溜まることによる痛みも解消できます。
東洋医学の中に[不通則痛]は人体の中に流れる気、血、津液が詰まれば痛みを起こします、流れを良くすれば痛みが取れます。
吸玉の効果?
血液を綺麗にする ( 糖尿病、リウマチ、内分泌疾患)
末梢血管の血行をよくする (冷え性、高血圧、低血圧など)
ホルモンを調整する(婦人科疾患、不妊症、生理不順など)
皮膚の若さを保つ(エステ、美容など)
内臓諸器官を活発にする (内臓の活性、消化不良、便秘など)
自律神経を調整する(自律神経の失調、不眠症など)
マッサージ効果(肩こり、腰痛)
ツボの刺激範囲が広い(健康管理、慢性疲労、予防医学など)
- 耳鍼
「内臓のはたらきが低下している。」「ストレスを感じ精神的に不安定である。」食欲抑え、内分泌改善などなど…これらの症状に対しても有効です。
耳つぼの刺激は体の免疫機能を調整し、体調を正常な常態へと導く作用があります。