竹之丸はり灸院

全体治療は遠位治療、近位治療、原因治療という大きな流れで施術していきます。症状や疾患によっては回数はかかりますが徐々に緩解していくことが多いです。

局所治療も全体治療ほどではありませんが遠位治療や原因治療を意識して調整する場合もあります。どちらも慢性的な症状ほどお灸を用いることが多くなります。また治療していく過程で現症状が消えると古い症状が現れたり、感受性が中庸に戻ってきて今まで感じなかった刺激に対して一時的に過敏に反応することがありますが次第に本来の身体に脳が順応していきますので穏やかな気持ちを保つことが肝要です。年配者によくあるのが治療して二日目位から効果が現れたり、また治療してから一日程度は身体の変化に対して却って症状が一旦強く出るなどの生みの苦しみを伴う生体反応があることを知っていただけると幸いです。

冷えや慢性疲労、無気力が主訴のお灸だけを使った施術になります。背中やお腹の虚してるところに点灸や台座灸、場合によっては箱灸を用いて冷えや疲労を取り調整していきます。最初に仰臥位で四肢に小さなお灸を施し、次に背中の反応点に温灸を適宜行います。そして最後にお腹の反応点にも温灸をしていきます。背中、臍周りが微虚の時は箱灸を用いたりします。体調によっては足裏マッサージを施すこともあります。

こちらは冷えと慢性疲労の他に慢性的な神経痛、筋肉痛、血行障害がある人向けのお灸メニューで経絡マッサージから始め背中のお灸、灸頭鍼、間接灸、箱灸などを用います。お灸がメインでありながら適宜鍼も使うし整体やストレッチも入れていく流れになります。最初にローラー鍼を使って経絡マッサージを行います。次に伏臥位で背中の主要部位に軽い手技と反応点に温灸、場合によっては灸頭鍼、箱灸、間接灸などを適宜選択します。最後に仰臥位で臍周りやお腹の反応点にも温灸や灸頭鍼を適宜選択します。大きな筋肉や関節に軽く整体の手技を入れることもあります。