鍼灸指圧　吉祥寺ととのう治療院

院長／鍼灸師、整体師、あん摩マッサージ指圧師　島田和樹

出身地の大学を卒業後、保険会社の本社に勤めていました。ごく普通のサラリーマンです。
入社２年目あたりから腰痛を患い、ひどい時には１５分と立っていられない状態で、良いといわれる施術院を渡り歩き、何とか後輩に紹介された大阪の北御堂治療院（この治療院との出会いが後々治療家となる運命？となります。）というところで自分に合った優しい治療に巡り合いました。

その後転勤すると、まず施術院めぐりをすることから始まり、自分の腰痛と付き合ってきました。いろいろな良い先生に出会い、努力の甲斐あって今ではスポーツジムにも通えるようになり、ほとんど腰痛も出ない状態です。

実は昔から「人の役に立つ仕事がしたい」と思って大学を受験するものの失敗し、希望とは違う学部に進みサラリーマンになったのですが、勤続１０年を過ぎたあたりから、あらためてその思いが強くなり、今の自分にできることをやっていこうと、資格や学ぶ施術方法を検討しました。

●「中山式自然療術」を学ぶ
どのような施術を学ぶかで迷いましたが、自分が患者だったときに「ボキボキ」や「痛い施術」などは嫌だったので、このようなものはまず選択肢から排除しました。

また、身体を良くしていただいた先生方は、よく話を聴き、よく身体を診て、安心感をいだかせてくれる手技でしたので、そういう施術を探しました。そうしたときに出会ったのが「中山式自然療術」でした。

おなかを中心とするソフトな手技で、眠ってしまうほどの気持よさに、「こんなので良くなるの？」と疑問に思いましたが、でもすごかったのです。起き上がると「うそっ！」って思うくらいに痛みから解放されたのです。全身が新しい自然な流れに包まれている感じで、内臓の働きもよくなり、身体中が温かくなるのがわかりました。

人には自然治癒力や免疫力が備わっていますが、ストレスなどでこの自然治癒力などが働き難くなっているのです。

「中山式自然療術」は、この自然治癒力や免疫力に働きかけ、身体を修復する力、健康な身体に戻ろうとする力を引き出す施術を行なっていたのです。

●直営院の院長を３店舗経験、技術研鑽、国家資格の取得
会社を退職して「中山式自然療術」を学び、直営の施術院の院長を３店舗経験し、さらに技術研鑽したいと思い、店舗を「中山式自然療術」を学んだ後輩に譲り、大阪で当初自分の身体を治療していただいた北御堂治療院の片山照弘先生に師事しました。

片山先生は国家資格保有者（柔道整復師、鍼灸師）ですが、気功を中心とした眠くなるほど優しい施術で予約がなかなか取れない人気の女性の先生です。先生から解剖学に基づいた身体の診方とバランスを無理なく整える技術、ざまざまな部位の疾患の治療を学びました。学び始めて約１０年になりますが、今でも毎年勉強会を開催していただき、進歩する片山先生から新しい技術を学び続けています。
また、同時に整骨院にも勤務しましたが、そこにはＪリーグのチームに所属していたトレーナーやプロ野球選手のトレーナーの先生がいらっしゃり、競技独自の疾患の治療なども学びました。

今まで学んできた技術を融合しながら、述べ約30,000人の方々に施術し効果を実感していただいています。

また、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得してからは、さらにアドバンスコースで様々な治療方法と臨床経験を積みました。現在も経絡治療やトリガーポイント療法などの鍼灸治療を学び実践しながら、専門学校の非常勤講師として後輩にフィードバックし人材育成にも寄与すべく努力しています。

●横浜関内から吉祥寺へ
横浜の関内で整体を中心とした「腰痛館 関内整体」で治療を行ってきました。
整体による効果を喜んでいただく患者さんが多くいらっしゃる一方で、鍼灸治療院で鍼灸のみの治療を行い患者さんの身体が良くなっていくのをみると、鍼灸治療の奥深さや治療の広がりを感じることができました。

整体にしかできない治療、鍼灸にしかできない治療、両方の良さを患者さんに提供できないかと思い「鍼灸指圧　吉祥寺ととのう治療院」を開業させていただきました。

１０年以上過ごした神奈川、横浜を離れて、まったく縁のなかった東京、吉祥寺に店舗を構えることになったのは、鍼灸治療をともに学んだ仲間が開業していたことや、現在の店舗とのご縁によるものです。

開業するにあたっては、内装、看板、治療器具などにいたるまで。さまざまな方にお世話になり、この地で御恩をお返しできるように精進していきたいと思っています。