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手足のしびれに対する鍼と灸。

投稿日:2015/09/29

手足のしびれで色々と試される中、来処される方は多くいらっしゃいます。

 

私の経験だと、治療で大切なポイントは、患者さんがしびれていると言われる部位よりも、もう少し体幹と近い部分に存在する場合が多かったです。

 

もちろん、しびれを感じられている部位にも鍼や灸を行います。先にしびれの本体に鍼と灸を行うと、幾分か皮膚の感覚が生じる(しびれが少し弱まる)ことがあります。

 

 

次は体幹に近い部分の治療です。

・手のしびれの方は肘や首

・足のしびれの方は太もも、お尻、腰

・手足が全てしびれる方には首、腰、お尻を重点的に

 

いつでも人の身体は変化しているので、治療のポイントも毎回大きく変わります。大切なのはその身体に合わせた鍼を刺す方向や深さやタイミング、鍼の太さや本数、治療の順序と呼吸です。お灸も同様です。適切な治療だと、「今のポイントでしびれが変化した」と患者さんに言っていただけます。私としてもよい感触があります。

 

しびれの治療に於いては、術者がここがしびれている場所だ(悪い部分)という感覚を患者さんといかに共有出来るが重要です。私の場合は、しびれの部分を空洞になっている感じ、軽い感じ、立体感の無い感じなどと捉えます。そういった私の感覚がよい方向に変わった、ということと、患者さんのしびれの自覚的変化が一致していることが多いのです。

 

今までの経験から、しびれは何度か治療を行っていくうちに、霧が段々と晴れてくる、といった感じで、元の感覚に戻った部位が広がっていくという場合が多いです。個人差や、症状が出てから時間が経っているものだと、感覚が元に戻るまでに時間がかかる場合があります。また、しびれの原因によっては症状が不変なものもあると思います。

 

個人的に鍼灸治療は術者と患者さん双方の治療毎における「よくなっている」という納得があってこそ成立するものと考えております。また、文字や言葉で表現する以上に鍼や灸、身体というものには深みがあります。

 

 

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