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顔面神経麻痺(6) 回復速度や後遺症の出やすさを判定する検査

投稿日:2018/01/29

ベル麻痺とハント症候群では、主に下記の2種類の検査を用いて回復速度や後遺症の出やすさを判定します。

 

①顔の動きを確認して麻痺の程度を点数化する評価方法
②顔面神経に電気刺激を行い、神経障害の程度を電気的に評価する方法

 

40点法(柳原法)

 

①の顔の動きによる評価方法で、最も多く用いられているのは「40点法(柳原法)」です。

 

40点法は、安静時の顔の状態と9種類の表情運動を「ほぼ正常(4点)」「部分麻痺(2点)」「高度麻痺(0点)」の3段階で点数付けして、計40点で評価します。

 

40点法では、スコアから治癒に要する期間が概ね分かっています。

 

8点以下(完全麻痺)・・・2~3ヶ月は改善を認めず、治癒したとしても回復に4ヶ月以上が必要
10~18点・・・多くの場合、発症1ヶ月以内に改善傾向を認め、3~4ヶ月以内で治癒する
20点以上・・・1~2ヶ月で治癒に至り、無治療でも経過良好な場合が多い。

 

しかし、これは必ずしも正確な病態を表しているわけではありません。特に後遺症の残る可能性のある重症例では、電気生理学的な検査によって神経障害程度の診断を行う必要があります。

 

ENoG(Electroneurography)

 

ENoG(Electroneurography)は、上記で紹介した②の電気的に評価する方法として、現段階で最も的確な評価を行えるものです。

 

耳後方にある顔面神経の根本に電気刺激を与えて、口輪筋(口の周囲の筋肉)の部位に貼り付けた表面電極で電流の大きさを計測し、左右差(正常側と病気の側)を比較します。

 

ENoGでは、正常側の電流を分母、病気側の電流を分子として、「%」で表しますが、10%が回復しやすさの境界になっており、ベル麻痺の場合10%以上では④ヶ月以内に麻痺が回復し、10%未満の場合は治癒しきらないケースが多くなります。

 

【参考文献】日本顔面神経研究会編.顔面神経麻痺診療の手引-Bell麻痺とHunt症候群-2011年版.金原出版

 

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