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肩のこりから腕の痛みが出始めたら病院か鍼灸院にご相談下さい。

投稿日:2018/03/07

 先日、「寝ると肩から腕が痛くて、ひどい時には痛みで目が覚める」という患者さんに来て頂きました。

 

 五十肩のような症状を疑いましたが、診せて頂くと肩関節の周辺ではなく、首から肩にかけての筋肉の緊張が原因で肩から腕に痛みを出しているご様子でした。

 

 当院では初診は少し時間がかかってしまって、治療だけでも90分から120分程度掛かる事が多いんですが、この日ご来院頂いた患者さんはお時間があまりなく60分程度で終了して欲しいと依頼されました。

 時間はあまりなかったけど、とにかくつらくてつらくて、一日でも早くこの痛みから解放されたいと思って駆け込み寺の感覚で来たんですとおっしゃるので、30分ほどで全身を確認させて頂き、冷えを取るための基礎治療だけはしっかりやってから、のこり30分で普段とはかなり違った手順で強くなっている痛みを軽減させる事を第一にした補助治療をさせて頂いたところ、大分痛みはひいたご様子で、近々お時間を作って再来院される事をお約束してお帰りになられました。

 

 さて、今日はこの患者さんが仰られていたことからこういう症状が出たときに、どこに治療を受けに行けば良いのか?という事を少しお話させて頂きたいと思います。

 

 この患者さんですが、治療を始めた際に、

 

 「実は、鍼が効くかどうかは半信半疑なんです。初めて怖いですし、接骨院にいくか鍼灸院にいくか迷いました。」

 

 という事を仰いました。

 

 ナルホド、確かに腰やら膝が痛い高齢者さんが接骨院に通っているイメージは確かにありますね。どこか痛いから接骨院に行ってみようか?とお考えになるのも無理はないと思います。

 

 今回のこの患者さんの症状は、“肩から腕にかけての持続した痛み”でした。

 ケガをして痛みが出ているというわけではなく、慢性的な持続した痛みです。

 

 接骨院というのは、痛みの治療をするところというイメージをお持ちの方もおられるかも知れますが、本来の役割としてはケガをした際の応急処置を行う場所です。

 まだ整形外科がこれほど無かった時代、捻挫や脱臼などのケガをした際に、冷やして固定する応急処置をしてもらう場所でした。

 現在も、接骨院で健康保険を利用して治療を受けられるのは、ケガの応急処置だけです。

 

 昨今は、整形外科も増え、骨折はもちろん、捻挫や打ち身などもすぐに病院に行かれる事も増えてきたので、接骨院ではケガのあとの痛みの対応などをされたり、実費で慢性的な身体の痛みなどにケガのあとの痛みの治療で使う赤外線や通電療法の機械で対応をしたりという事が増えてきています。また接骨院と併設して鍼灸院を設置しているところもありますので、接骨院内で鍼灸治療を行っているところもあります。

 

 そのような背景から、痛みの治療にも対応はされていますが、どちらかというと慢性的な痛みの治療については鍼灸院の方が専門になります。

 

 また、病院では整形外科の他に、痛みの専門外来であるペインクリニックも選択肢になると思います。

 

 今回の“肩から腕にかけての持続した痛み”という症状は、多くの場合腕に向かっている神経が出ている“首”や一般に肩こりを感じて揉んだり叩いたりしがちな首から肩の関節までの筋肉の緊張、または鎖骨と肋骨の間で神経が挟まれてしまたり、いわゆる五十肩として肩関節周辺の組織が炎症を起こしているなどの原因が考えられます。

 この原因になっている筋肉の緊張をゆるめたり、首の神経周辺の血行を改善させることで症状が和らぎますので、首や肩の深い筋肉にも直接アプローチできる鍼はとても効果を発揮してくれます。

 

 ペインクリニックも痛みを抑えることや、自律神経をブロックすることで末梢の循環を改善される処置をされるそうなので、痛みの緩和は早いのではないかと思います。

 

 なお、このような肩から腕の痛みの原因の希な例としては、心筋梗塞の際に左肩から腕にかけて広がるような痛みが出る事もあります。先日亡くなられた俳優の大杉漣さんは、病院に運ばれる前に「お腹が痛い」と仰っていたそうで、これは心筋梗塞の際に起こる事がある“みぞおち”の辺りの痛みだったのではないか?と言われています。この痛みが実は肩や腕、背中に出る事もあるんです。

 他には、ガンがリンパ節や肺に転移して腕や肩に痛みを出す事もあります。

 

 こういった、重篤な病気が隠れている可能性もありますので、必ず整形外科やペインクリニックなどの病院か、国家資格を持ち保健所にも開設の届出をしている鍼灸院か接骨院を受診するようにして下さい。

 

 今回の患者さんは、“鍼灸院か接骨院”という選択をして下さいましたが、最近よくお聞きするのが「“整体”にしようか迷った。」というお声です。

 

 町にあふれる”もみほぐし”という看板のリラクゼーション業者が増えてからは、“整体院”や“カイロプラクティック”というのは正式な資格をもった治療院だと勘違いをされる方が多いのですが、残念ながら整体もカイロプラクティックも日本国内ではそれを規定したり規制する法律もなければ、公的な資格もありません。

 

 法律上は、整体ももみほぐしと同じリラクゼーション業者にあたり、開業するについては公的な資格は必要とせず、保健所や警察への届出義務もありません。

 

 整体・カイロプラクティックで資格証明として掲げているような物は、民間団体が発行している免状です。極端な良い方をすると、華道や茶道のお免状の同じようなものです。

 民間資格はその団体が独自に用意している基準についてはクリアしている証明になるんですが、当然ですが発行団体によって基準はまちまちですので、証明書らしきものが玄関に掲げられていたからといって、一定水準の基礎知識や衛生管理の知識がある保証にはなりません。

 

 もしも整体・カイロプラクティックを選択される場合は、親類縁者さんなど、十分に信頼できる方か、出来れば柔道整復師か鍼灸師、理学療法士などの国家資格をもたれている方を探されると良いかと思います。

 

 ただ、上記のとおり、肩や腕の痛みには心筋梗塞やガンなども重篤な病気も隠れている事がありますので、出来るだけ病院・鍼灸院などの国家資格保持者のいる施設にご相談頂くことを強くお薦めします。

 

 少しまとめますと、“肩から腕にかけての慢性的な痛み”の症状は首・肩周辺の筋肉の緊張・血行不良が多くの場合では原因になります(一部重篤な病気から痛みが出ていることもあります)。

 

 この症状を改善させるには、直接緊張の強い筋肉にアプローチをしたり、末梢の循環を改善させることに長けている鍼灸院や、痛みの神経や血管の運動を支配している自律神経をブロックすることで痛みを抑えたり末梢の血流の改善を促したりされるペインクリニックなどに来院されるのが解決の近道になると思います。

 

 どうも、病院も鍼灸院も、注射をしたり鍼を刺したりという痛いイメージがあるからか倦厭されてしまい、整体院を選んでしまう方もおられますが、整体は国家資格が定められておらず、技術や安全性が十分に担保されていません。

 さらにいえば、もみほぐしなどのリラクゼーション店ももちろん国家資格はなく、サービスの目的が治療ではありませんので、症状に対してはなんの解決にもならないばかりか悪化してしまう事もあります。

 

 治療をお考え頂く際は、国家資格者が治療・施術にあたる、病院・鍼灸院・接骨院を選択されるように強くお薦めします。

 

 本町北はり灸院 北 虎哲

 http://www.kita-sinkyu.com/

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