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はりきゅうの弱点は?

投稿日:2018/03/14

 おはようございます。自分が執筆したコラムを多くの方が閲覧されていることに、心より感謝いたします。コラムを執筆する際に他の方が執筆したコラムを参考にさせていただくこともありますが、はりきゅうに対してネガティブなことはあまり書かれていません。はりきゅうを提供としている側としては当然であると思います。しかし、どんなにいい車、いい電化製品でも突き詰めればわるい部分というのが多かれ少なかれあると思います。物を売る方はそこの部分は声高には言いませんが、自分の場合は敢えてはりきゅうの弱点をはっきり言わせていただきます!

 まず、はりきゅうの適応疾患をおさらいしましょう。適応疾患とはその疾患を完治させるという意味ではなく、その疾患に対して症状の緩和が期待できるという意味でお考え下さい。

 はりきゅうが効くということでまず思い浮かべるのは、肩こり、腰痛、膝痛、神経痛、五十肩などではないでしょうか。いわゆる筋肉が関係する整形外科的な疾患です。はりきゅう院にかかる方の割合としても整形外科的な疾患は多いと思います。しかし、はりきゅうには整形外科的な疾患だけではなく、多くの疾患に対して有効性があります。それは、自律神経が関わっている疾患のほとんどであると言えます。自律神経は脳によって体内外の環境に応じて自動的に制御されています。日中や活動時には交感神経が優位になり、夜間や休息時には副交感神経が優位になります。自律神経の働きが鈍ると、自律神経によって支配されているものが狂うわけで、これが自律神経失調症です。不眠、寝つきが悪い、胃が重い、血圧が高くなる、これらは自律神経が関与している場合があります。もちろん自律神経すべてが原因とは言えません。身体に器質的な異常(臓器の問題など)がなく、機能的な異常(症状のみある)という場合などにははりきゅうが効果を発揮する場合があります。

 逆にはりきゅうの弱点はというと、感染症、進行中の癌や重い外傷などには禁忌といっていいでしょう。感染症やがんなどは細菌、ウイルス、細胞、遺伝子などが関与する疾患です。最近、ウイルス、細胞、遺伝子という概念はここ200年間で急速に分かった概念です。それ以前はそのようなことも分からなかったので、はりきゅうや手技療法、薬草、そして祈祷などに頼っていたのでしょう。

 今では緩和ケアとして末期がんの疼痛緩和としてはりきゅうが用いられることがありますが、癌や感染症の根本的な治療法とは成りえません。はりきゅうをする側も受ける側もこのような事実をしっかり把握することが必要ですね。

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