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東洋医学のイロハ

投稿日:2017/12/24

東洋医学の心は「君主の官」と言いまして、特別です。

君主は最高の主権者ですから、臣民は君主にすべて従うということです。

東洋医学を政治学から論じていることは、素問や霊枢では珍しくはありませんが、民主主義ではなく専制君主制から論じることは、病気の非情さや不条理を表していると個人的に思います。

またこの理由は東洋医学における「未病を治す」ことと政治における未来志向とに深く関係があります。

未病とは「いまだ病まず」ということで、将来の病気に備えるということです。

実際、上医(最高の医者の意味)は国を治すということも言われたりします。

中国ではなく中世イスラム医学の大成者は医学だけでなく、哲学・宗教・政治などにも見識がありました。ファーラビー、イブン=シーナ、イブン=ルシュド・・・・

未来について語れる人は、知る限り政治家・哲学者・宗教家・占い師または霊能者になるようです。

この中には医師は含まれません。医師は病気の予後について語ることはあっても、病気になる前に将来このような病気になるということは言いません。ただしダウン症の出生前診断ができるように、その範囲が広がれば医師も将来の病気について語れる日が来るかもしれません。

 五術一道と言いまして、鍼灸・按摩は五術のなかの一つとするという考えがあります。

五術とは、命・卜・相・山・医です。医は鍼灸・按摩。山は健康法。命・卜・相は占いのたぐいと考えて差し支えないかと思います。医は五術の中の一つにしかすぎません。占いのたぐいが大勢を占めています。しかしながら、この五術一道は素問や霊枢とは一線を画すと考えた方がよさそうです。

 四柱推命という占いが始まったのは、素問や霊枢よりもかなり後の時代です。素問・霊枢の書かれた時代に占いがなかったとは言いません。占いはあったと思いますが、このことはまた後日に書こうとは思います。

 ここでは、占いが東洋医学と親和性があるとだけ言っときます。未来における関心がある点において。

素問や霊枢の中では、治療は反乱分子を未然に防ぐというように書かれています。

君主の治世を乱すものを未然に防ぐことが、最善の政治であり、治療なのだと。

 現代は民主主義が当たり前になっています。素問や霊枢の時代は君主が当たり前でした。そういう文脈から歴史家は当時の為政者が自分らの都合のいいように政治をするものだと言いがちです。

ここに古典を解釈する難点があります。素問・霊枢にこう書いているからと額面通りに受け取ることは古典を見誤ることにつながります。言論の自由が保証されたのは、ごくごく最近の時代です。現代でも北朝鮮のような国もあります。仮に君主の都合の悪いことを書いたとしたら、殺されることでしょう。

華佗という名医がいて、その名医ぶりを書くのに華佗を殺した皇帝が、自分の息子が不治の病になったときに、もし華佗が生きていればと皇帝自身が後悔するのが描かれています。

これは華佗に対する最高の誉め言葉であると同時に社会の不条理を描いています。

古典の読みは、行間の隠れた意味を解釈することにあります。

 

 

 

 

 

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