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クインケ浮腫の症例

投稿日:2019/06/14

こんにちは😃新ノ口駅から徒歩5分で鍼灸接骨院と漢方薬店を営んでる、ぐっさんです。

 

今日は、奔豚氣病の症例を書きたいと思います。

 

患者の年齢60代女性で、当院にクインケ浮腫(血管性浮腫=突発性の部分的な浮腫)で瞼が腫れると来院されました。

 

いつからこの症状がでたきっかけが、5年前に自分の父親が亡くなってから症状がでだしたとの事でした。

 

普段から疲労が強く、不安感もあり、肩凝りが酷く、便秘もあって3日に1回しかでなくて、胃もたれもあるとの事です。

 

食事中の様子を伺ったところ、食べてる最中に自然と汗が漏れてくるとの事でした。

 

これらの症状をもとに考えた結果、普段から疲れやすく便秘がある事から疲労(血痹虚労病の黄耆建中湯)ではないかと考え、瞼の腫れが酷くなったり、少しましになったりする事から水氣病(惡瘡ととらえて、桂枝加黄耆湯)、父親の亡くなったきっかけで症状が出だした事から奔豚氣病(父親が亡くなったきっかけが驚と捉えて、苓桂甘棗湯)そして、精神的不安によって症状がでているのではないかと考えて(太陽病下の柴胡桂乾姜湯)を視野に入れた。

 

問診で気になったのが、便秘と疲労、不安感プラス、食事中に汗をかきやすい事から労が一番近いなのでないかと考えて、黄耆建中湯を1週間分をお渡しして、様子を見ることにしました。

 

1週間後来院されて、疲労感や便秘などの症状はこの漢方を服用して、楽になっているが、瞼の腫れにはあまり効果がないと言われた。

 

ということは、5年前に父親が亡くなった事が非常に重要な事をしめてるのではないかと考えた。

 

柴胡桂枝乾姜湯と苓桂甘棗湯の考え方が非常に近い処方です。

 

通常、建中湯と柴胡剤は表裏関係ですので、建中湯がダメなら柴胡剤を使うっていうのがテンプレート的なところはありますが、この患者さんは、過去に柴胡剤を服用して、肝炎をなった経緯がありますので、柴胡桂枝乾姜湯(黄芩によって肝炎になったと考えられます。)を使う事を選択から除外したために、苓桂甘棗湯を使用しました。

 

因みに奔豚氣病とはどういうものかを条文を添付させてもらうと

 

 1条師日病有奔豚有吐膿有驚怖有火邪此四部病皆從驚發得之

 

 奔豚気病には、ほんとん、吐膿、驚怖、火邪の4つの病があってこれらの全ては驚によっておこりますよ。

 

2条 師曰奔豚病從少腹起上衝咽喉發作欲死復還止皆從驚恐得之

 

奔豚病とは、下腹部から咽喉にかけての発作が起きて死にそうな感じになって症状が落ち着く、これらは、驚恐によって症状がでてきます。

 

一般のイメージは奔豚氣病は、2条のような状態を想像する事が多いし、よく臨床で診ますが、どちらかというと、2条よりも1条の内容で来院される方が非常に多いので、問診でしっかり見極める必要があります。

 

患者さんに、1週間分の苓桂甘棗湯を渡して服用してもらったところ、3日後患者さんから連絡があり、目の開け方が全然違うとおっしゃっていました。

 

今回の症例は、奔豚気が原因でクインケ浮腫になっていた症例でした

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