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逆流性食道炎とストレス

投稿日:2018/04/20

先日、日本経済新聞 の土曜版「NIKKEIプラス1」に逆流性食道炎についての記事が載っていました。

 

『胃液の逆流 こう予防』というタイトルの記事で、逆流性食道炎も含めて、胃液などの胃の内容物が食道に逆流することで起きる病気の総称である胃食道逆流症について述べています。

 

胃液などの逆流が頻繁に繰り返されると、胸やけや呑酸(のどや口の中に酸っぱいものがせり上がってくる症状)を覚えるようになります。逆流性食道炎は、最近日本人に急速に増えているとのことですので、経験した方も多いのではないでしょうか?

 

食道と胃のつなぎ目の部分には下部食道括約筋という筋肉があり、食べた物を飲み込む時にはゆるんで、それ以外の時はしめて、胃の内容物が食道の方に逆流しないようにする働きをしています。

 

逆流が起きる原因の1つはその括約筋などの機能が低下することで、食事の内容(脂っこい食べ物の摂り過ぎ)、肥満、加齢、姿勢(食後すぐに横になる)などによって引き起こされます。

 

 

日経新聞の記事で私が気になったのは「炎症のないタイプの胃食道逆流症が若い人に増えている。ストレスによる食道の知覚過敏が原因ではないか。」という消化器内科専門医のコメントです。

 

帰来堂鍼灸療院に通って下さっている患者さんで、やはり胃液が逆流して胸やけがあるという方がありました。

 

その方は建築関係のお仕事をされていて、毎日とても忙しく働いていらっしゃいます。
その時は特に負担の大きなお仕事をされていましたし、ストレスが原因で胃食道逆流症になったのではないかと考えられます。

 

ストレスという言葉は広く用いられ過ぎているようなところがあります。
何でも「ストレスのせい」と言えば、何となく病気の説明がついてしまうような感じさえいたしますので、そうした曖昧な言葉はなるべく使わないように気を付けています。

 

その方の場合、建築のお仕事ですので、工期を守って工事を進めなくてはいけないという大きなプレッシャーがかかっています。

 

プレッシャーがかかると緊張します。
緊張すると、固くなってしまいます。つまり心身ともに伸び伸びできなくなってしまいます。

 

そうした緊張は東洋医学でいう肝の系統にダメージをあたえます。
鍼灸医学では「肝は疏泄を主る(かんはそせつをつかさどる)」といいます。
疏泄とは、滞らず伸びやかであることを指します。肝の疏泄の機能によって、身体のすみずみまで氣や血を行き渡らせることができるのですが、プレッシャーによって伸び伸びできないと、その働きが損なわれてしまいます。そうすると、心身の様々な部分で不具合が生じてしまうのです。

 

それから建築の仕事はとても細かいですね。
沢山の図面を間違いなく仕上げないといけないし、役所への申請なども大変煩瑣なものなのだそうです。
ちょっとしたことでも間違いが許されないため、とても神経をつかうことでしょう。

 

そうした細かい作業は、東洋医学でいう腎の系統に負担になります。
鍼灸では「腎者、作強之官、伎巧出焉。(じんはさきょうのかん、ぎこうこれよりいず」と言います。
作強には忍耐力、意志力といった意味があり、
伎巧とは細かい仕事のことです。

 

複雑で細かい仕事を最後までやり通すためには忍耐と意志の力が必要です。
人間には限界がありますから、そうした仕事を続けていると、腎の氣を消耗してしまいます。
エネルギーを使いきって、疲れ切ってしまうということです。

 

この患者さんの胃食道逆流症は、仕事のストレスによって肝と腎のバランスが崩れ、それが胃に影響したものと判断し、調和を回復できるようにツボを選んで鍼をしました。

 

ストレスや生活の乱れによって、体内のバランスが崩れ、様々な症状が出るという意味では、ざっくりと言えば自律神経失調症とも似ています。

 

鍼灸治療は、胃のもたれ、頭痛、眼精疲労、胸の痛み、慢性疲労などさまざまなつらい症状を全身を調えることによって改善することができます。

 

仕事の負担が大きく、心身の症状が出てしまっている方にぜひ鍼灸治療をお試しいただきたいと思います。

 

 

 

 

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