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鍼灸治療と保険

投稿日:2018/02/18

鍼灸治療には一応保険が「使える」事になっていますが、その使い方は少々妙で私の感覚では
東洋医学の本心に反するものだとおもいますので、ここで少々私の意見を述べます。
鍼灸治療の保険適応は以下の6病態に限る: 
1. 神経痛
2. リウマチ
3. 五十肩
4. 腰痛症
5. 頚腕症候群
6. 頚椎捻挫後遺症
これらの病態の鍼灸治療に保険を適応させたければ、医者の「診断書」又は「同意書」が必要になります。有効期限は3ヶ月です。治療中毎月居住地域の役場に報告書を提出しなければなりません。昔リウマチの患者の為に保険を使って、私は身動きの難しい患者のため2-3回書類を役場に出しに行ったが、窓口の公務員に「患者本人が書類を提出すべき」と怒られました。
治療を3ヶ月以上に続けたいなら、3ヶ月の時点で再度医師の許可を得ないと行けません。このとき診断書は要りません。しかし、合計6ヶ月が経ちましたら、保険が打ち切られ、同じ病名を以降5年間使えません!上記のリウマチの患者なら治らないから、この規則は苛めに相当するような気がします。
又、保険適応の場合「治療」の概念が幾つかの特徴あります。例えば左膝が痛い為治療を受けに行きますと、保険適応の治療は左膝に限ります。それは「一部位」と呼ばれます。膝の痛い人は良く同時に腰痛を訴えますが、それは別な部位ですので、治療=保険適応に含まれません。別料金になります。同じく膝に鍼をすれば、それは「一術」といいます。お灸もしたければ、「二術」になりますから、此方も別料金になります。
いずれにせよ、症状のある一箇所しか対応されません。診察するのは自動車修理工場と同じく、不具合のある部品を見て、調整したり、場合によって部品交換をします。上記の例では来院するのは「田中さん」や「鈴木さん」ではなく、「左膝さん」です。
そして保険診療において一回の治療は1500-1600円ほどしかなりませんので、保険を使うと最初から患者を「治す」よりも、数多くの患者を流れ作業で「処置」して、長く通わせる事が目的になります。
西洋医学において患者=人間を全体ではなく、不具合の部品=極めて部分的にしか診ない環境に於いてそれは良いのかもしれませんが、東洋医学ではそのような「部分的=部品的」な診方はしません。常に「人」を診て、各個人の来院時の調子に治療を合わせる特徴あります。従って、全ての人に同じ=標準化された治療もないし、来院の度治療を微調整しなければなりません。
更に、数多くの東洋医学的な治療法には:陰陽、内外、寒熱などの要素を組み込むこまれています。左膝が痛ければ、右膝や腰、場合によって腕を使う事もあります。東洋医学の魅力はそのような多様性にあります。左記で説明した非常に限定的な「保険診療」を使う事はまるで意図的に東洋医学の良さを放棄するように見受けます。
商売の為きっと大変宜しいでしょうが、私個人的はどうしても賛同出来ませんから、職人気質をもって、保険診療を拒否します。

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