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鍼がこわい方必見、鍼の痛みは◯◯によって左右します!

投稿日:2017/10/24

鍼の痛みは鍼の◯◯によって左右します。

「先生はハリの痛みなんて全然平気ですよね。」たまに聞かれますが、私自身鍼の痛みに決して強いわけではありません。専門学生時代、生徒同士で鍼を打ち合う練習をしますが、それはそれは痛い思いをたくさんしました。将来自分がどの道を歩んで行こうかと学生時代に色々な鍼灸院にも行きましたが、そこでも色々な先生の色々な刺激を体験して来ました。

 

ナツメ堂だけのことを言えば、痛みは極力少ない方がいいという考えの元、鍼は刺しません。基本的にはツボ上(皮膚上)に鍼を水平に置き、その上からシールを貼る形をとっているので、皮下に鍼は刺入されていません。美容鍼の場合は筋肉に作用させる必要があるので刺入していますが、体への施術では「刺す」という言葉も使わないようにし、お客さまが恐がることがないように心掛けています。

 

一度鍼を経験されたお客さまからは、「あの鍼のビクッとする響きのようなものが苦手。」という話を聞かされます。鍼灸師の中ではあの感覚を「得気」と言い、鍼を刺入した際に起こる疼痛、しびれ感、鍼灸師の手ごたえなどと表現出来ます。これも鍼灸師によっては、強く求める先生もいればそうでない先生もいます。

 

ここまでの話で伝えたいことは、当院のようにシールで貼るなどする手技もあれば、がっちり深く刺入する手技もある。どちらが良いとか悪いとかではなく、鍼治療には様々な手法があるということです。ただ、お客さまの悩みを改善したいという目的はどの先生も同じであって、そのやり方に違いがあるという点を知って頂きたいのです。お灸の施術も然りです。

 

もし鍼はめちゃくちゃ痛いけど凄腕治療家がいた場合、痛くても治るのであれば受ける。というスタンスを持っているのであればそれはそれで良いことです。でも私はちょっと痛いのは苦手という方は、まず良くその施術方法を確認した上で施術を受けることを勧めます。

 

ちなみに10年以上施術して来て分かったことは、使用する鍼の本数が少ないほど痛みも少ないということです。当然の話ですが、一回の刺入が痛いものであっても、使う鍼の数が少なければ痛みの回数も少なく済みます。私も先輩鍼灸師から良く聞かされた話に、技術が高い鍼灸師ほど鍼の数は少ないというのがありました。私も経験上、著名な先生ほど使用する本数は少ないという印象があります。

 

面白いものでツボの作用というのはひとつということは少なく、複数の効果があることが多いです。流派によってはその作用を上手く捉え、ひとつのツボで多くの作用を出すような形をとっています。私の意見ですが、痛い場所にどんどん鍼をして本数が多い手法はツボや経絡という東洋医学を学んでいる上ではもったいなやり方だと感じます。鍼数を少なくしてお客さまの体への負担が少なくし、その上で効果は大きく出すという形が、まさに鍼灸師の醍醐味だと思っています。

 

「鍼のサイズが髪の毛サイズなので痛くはありません。」鍼灸院のホームページで良く書かれている言葉(ナツメ堂も書いています笑)ですが、皮膚に当たれば何らかの感覚はあるはずです。ただそれを痛いと思うかどうかはお客さま次第です。まして髪の毛サイズで細くても、10本も20本も使えば必ず刺入感覚はあるはずです。

 

鍼の刺激は太く長くて多ければ強く、細くて短くて少なければ弱い。これはどなたでも何となく理解出来ると思います。いわゆるお客さまに支持されている鍼灸師は、その時のお客さまの反応を見て鍼刺激を調節するくらいは出来ます。そして、私達鍼灸師はお客さまの痛みを理解した上で施術する「相手に寄り添う気持ち」を持って接しています。それでもどうしても痛くない鍼を受けたいということであれば、「使う鍼の本数」がキーワードなので覚えておいて下さい。

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