投稿コラム
一覧に戻る足のしびれのせいで、引きこもり気味のあなたへ
投稿日:2016/01/20
≪結論≫
整形外科を3か所巡ってもブロック注射しかしてもらえず、挙句の果てには手術しかないと脅かされ、痛みと不安でますます仕事を休みがちな43歳建設業のあなたへ。
あなたの電撃様の神経痛は、当院の鍼灸治療で治ります。ある程度の安静・休養は必要ですが、まだまだ手のかかるお子様の養育費を稼ぐことは、十分できるようになります。
痛み・痺れを克服し、「あなただけの望み」を本気で叶えたい方のみ、以下の記事をご覧いただき、参考にしてください。
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・坐骨神経痛の原因と症状
「坐骨神経痛」とは病名ではなく、下部腰椎・仙椎から出る坐骨神経が何らかの原因で障害を受け、神経の走行に沿った痛みと痺れが出る症状の総称です。その原因は様々で、背骨の異常である脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、背骨のケガの腰椎分離・すべり症、骨盤の筋肉「梨状筋」による圧迫などが代表的です。
いづれの原因にしても、腰臀部から大腿後面、下腿末端までの電撃様の痺れが生じ、重度のものはくしゃみ程度の刺激で痺れを誘発します。神経痛の特長として、痺れの出現には恐怖感を伴い、日常動作に大きな制限をきたします。一般的に「坐骨神経痛」と表現されるものは、梨状筋の硬化による一時的な圧迫(梨状筋症候群)であり、冷えや湿気で悪化する印象があります。
整形外科領域において、鎮痛のためにブロック注射やメチコバールの内服、また背骨の手術などが行われますが、痺れの根治にはなかなか至らない状況です。
なお、腰椎椎間板ヘルニアは体にとっては「異物」なので、3ヶ月程で白血球がヘルニア(髄核)を食べてくれるので、まったく治療しなくても自然治癒します。しかし、MRIなど画像診断ではヘルニアが消失しているものの、痺れがとれない方が多くいます。一方、画像上ではヘルニアの神経圧迫が顕著にもかかわらず、症状が全くない方もいます。そのため、坐骨神経痛を現代医学で捉えるのは限界があるように感じます。
東洋医学による考え方
東洋医学には「不通則痛」(通じなければすなわち痛む)、「不栄則痛」(栄養されなければすなわち痛む)という考え方があります。何らかの原因で気血の滞りがあると組織が栄養されないので、結果痛みがでるということです。そのため、東洋医学では具体的な病名・症状にこだわらず、全身の異常を整えることを目的とします。
東洋医学において、痺れは「虚証」といい、体内のエネルギー(気血水)が不足した結果、全身の巡りが悪くなり、症状が現れると考えます。そのため、治療の際はエネルギーを補うことと、気血の巡りを阻害する原因を除去することが大切です。
もうひとつ、東洋医学には「経筋」という概念があります。全身のツボを結ぶルートの「経絡」は有名ですが、一連の運動機能のつながりである経筋もまた全身を巡っており、大切な治療ポイントです。つまり、脊柱管狭窄症など明らかな器質的な異常があったとしても、(状態によっては)全身を巡る経筋を整えることで痛みを緩和させることができるのです。
当院の治療法
坐骨神経は約1メートルと長いため、その痛みの出現は広範囲に広がります。当院ではどんな原因の坐骨神経痛であれ、まず神経の走行にそって吸角治療を行います。吸角は体内の老廃物を吸いだす効果があるため、オ血(古血の滞り)など血行不良の部分(不通)が色濃くアザとなるので、そこが治療ポイントとなります。
写真は脊柱管狭窄症による坐骨神経痛。体の右側に電撃痛が走る。まずは坐骨神経の走行に沿って吸角を行う。
吸い痕が色濃いほど、その部分にオ血が貯留していることを表す。
色の濃い部分が不通の部位であり、そこに鍼や灸を行うことで気血を通じさせる。経筋という概念から診れば、「足太陽経筋」と「足少陽経筋」となるので、そのライン上の圧痛部もポイントとなる。また、坐骨神経は下部腰椎から出るので、神経の出口である背骨の際にも打つ。さらに、奇経治療の「後渓―申脈」と「外関―足臨泣」もよく効きます。当然、胃腸を強くして気血を増やすことも同時に行います。
このように、背骨に器質的な異常があったとしても、診方を変えれば治療の可能性が広がります。今まで生きてきた固定観念が、あなたの人生を支えるとともに、また狭めてもいるのです。治療によって本気で人生を変えたい方、ご連絡をお待ちしています。
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