投稿コラム
一覧に戻る肩が痛い!腕が上がらない~四十肩、五十肩の原因と鍼灸治療~
投稿日:2017/11/28
こんにちは、長島治療院です。
今回は、一度は耳にしたことのある「四十肩」「五十肩」について説明していきます。
「四十肩」「五十肩」は医学的に「肩関節周囲炎」と呼ばれています。
一般的には数週間から半年、長くて1年以上かかる方もいます。また、治療を適切に行わないと肩の可動域制限の原因となってしまいます。
「髪の毛を洗っているとき」や「服を着ようとした際」などに突然痛みが走り、痛みで肩が上がらなくなるといった方が多くみられます。
中には原因がわからず、何もしていないのに方が急に痛くなり、上がらなくなったという方もいらっしゃいます。
炎症を起こす原因はよくわかっていない部分が多いですが、肩甲骨の動きが悪くなり、猫背など姿勢が悪い方は肩関節がうまく動かなくなり炎症を起こすことが多くなります。
ほとんどの方は、痛みが出て初めの方に痛みが強い急性期の症状が現れ、中には夜も眠れない方もいます。この時は、無理に動かさず、安静にアイシングするのも一つの治療となります。炎症期の痛みは安静にしていれば痛みは落ちてきます。
しかし、この炎症が長引くことにより肩関節の動きを良くする関節の袋や深部の筋肉が拘縮して、痛みが取れても腕が上がらないという状態になってしまいます。
この肩の可動域が悪くなる「拘縮」がとても厄介です。
拘縮している肩を変に動かすと激しい痛みと可動域制限をきたし、さらに筋肉の緊張を招いてしまいます。
だからといって、動かさないとさらに拘縮が強くなり、肩の可動域がどんどんと狭くなっていきます。
「どうしたらいいの!?」となりますよね。
この時に、鍼灸治療と可動域訓練が重要になってきます。正しい肩甲骨の動きと肩の動きを誘導させながら可動域訓練を行っていくことが重要になり、痛みのコントロールは鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療と可動域訓練の組み合わせることで、治療効果を高めて、肩の可動域を改善、痛みを軽減させていきます。
「四十肩」「五十肩」は時間と共に痛みが軽減するかもしれませんが、それだけではいけません。
可動域の制限を残さずにするには、治療をしっかりと行う必要があります。
「四十肩」「五十肩」の痛み、可動域の制限でお困りの方は是非ご相談ください。
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