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風邪

投稿日:2015/11/21

 

お陰様で開院して2か月が過ぎました。

ご縁があって、何名もの患者さんがみえて、今は一生懸命治療をしています。
私と経絡治療を信用してくださり、健康管理として身を預けてくださっている方もたくさんおられ、有り難いことと同時に気が締まる思いです。

その中でも、タイトルにもある通り「風邪」症状のある方も複数名来られて、正直驚いています。
一般の人からすれば、鍼は肩こり腰痛くらいにしか効かない、と認知されていると思っていたもので...
結論から言うと、鍼灸は風邪によく効きます。むしろ風邪薬を飲み続けているより治りが早いです。

 

それでは、症例をいくつかご紹介します。

 

1人目の患者さんは、50歳女性。汗をかいたまま着替えられず、身体が冷えた為風邪を引いた方でした。一時間おきに透明な小便をし(肺金)、左頸肩のこり(肺金)、手が冷たい(肺金)、鼻水が垂れる(肺金)、食欲がない(脾土)、寝付けない(脾土)、左腰のだるさ(腎水)などの症状が出ていました。
この方の症状をどの経絡の変動にあてはまるか、肺金、脾土のように弁別したものを( )で記しました。ざっと見ると「肺金」→「脾土」の順に症状が多いですね。この場合、「肺虚証」というものに分類されることが多いです。(症状の多数決で決まるわけではないのですが・・・)また、適応側(優先的に鍼をする側)は、女性であることや健康側(症状の少ない方)などから考え、右側になります。
この方は、「肺虚証、適応側は右側」という証(あかし・しょう)に診立てました。
こうやって証を立てることによって、どのツボを使って治療していくか、大体の方向性が見えてきます。
脈診や腹診、切経を含む四診法で、「肺虚証」で間違えがないと確証を得て治療を進めていきました。
きっとこの方は、汗で身体が冷えたので、外邪である「寒邪」が肺を傷つけ諸症状を出したのだと思います。

右太淵、右太白、のツボを中心に鍼をしていき、2日で症状が治まりました。

 


2人目は、58歳男性、一か月くらい前からずっと風邪気味が続いていた方でした。肩口が冷え(肺金)、鼻汁(肺金)、咳(肺金)が出ます。片頭痛(肝木)、軽い眩暈(肝木)、夜中に起きる(肝木)、右足捻挫(胆経ラインのため肝木)、腰痛(腎水)、足冷え(腎水)等の症状があります。

風邪症状ですので肺金経の変動が多くありましたが、元になっているのは「肝木」や「腎水」なのではないかなと感じていました。一か月続く風邪は、複雑になる場合が多いです。特に右足の捻挫は二か月ほど痛みが続いており、案外こういった症状も、風邪を治してくヒントになったりします。
四診法で細かく診ていき、「肝虚肺実証」という証を立てました。

左曲泉、左陰谷、右経渠を中心に鍼をしていき、4回の治療でほとんど症状が取れ、6回目で完治しました。

 

 

最後の方は、0歳の女の子です。夜泣きが主訴で来院し始めましたが、お母さんから話を聞いていくとずっと鼻水が垂れて、時々咳も出るそうです。赤ちゃんということもあり、お薬をあまり飲ませたくないと困っていました。
頭が凄く熱くなってしまっていて、逆に足が冷たくなっていました。逆気の症状(腎水)です。

手足の大きさを比べて、腎経の右復溜から補い、探りを入れつつ治療をしていきました。
肺経に鍼をしたりしなかったりで、3回の治療で、風邪症状と夜泣きは治りました。

おそらく風邪で機嫌が悪かったり、夜中に途中で起きてしまって、夜泣きにつながっていたのだろうと思います。大人でも、風邪引いて調子が悪い日が続くと泣きたくなる気持ちはわかりますよね。(笑)


三人とも年齢や性別が違えど、西洋医学(現代医学)的に見れば同じ「感冒」「風邪症候群」として診断され、同じような薬を処方されることでしょう。
しかし、東洋医学(=伝統医学)というフィルターを通して細かく診ると、全く別々の症状、機序だということが分かります。

これこそが、東洋医学はオーダーメイドの治療だ、と言われる所以です。(オーダーメイドという言葉選びは個人的には好みませんが...)


現代医学的見地から、筋肉や神経を刺激するために鍼灸を用いる手法では、残念ながら風邪症状は治しにくいかもしれませんが、伝統医学「経絡治療」はよりシステマチックな治療体系が確立されているので、どんな症状でも治療の対象になります。

仮に私が経絡治療に出会っていないまま鍼灸師としての仕事をしていたとしたら、「鍼灸って風邪によく効くんですよ~」とか言いながら、左右の肺経のツボにテキトウに鍼をした後、大椎あたりを我武者羅に温め治療を終え、「これで心配ないですよー、風邪薬のんでゆっくりすれば治りますからねー」と送り出していたことでしょう。

病態を理論的に捉え、総合的に治療していく「脈診流経絡治療」だからこそ、自信を持って治癒に導けるのだと思います。

鍼灸は肩こり腰痛だけではなく、風邪をはじめ、内臓疾患、精神疾患、外傷、不妊、難病痼疾、、、様々なものに効果を示すことを広めていきたいです。

 

と生意気なことを言ってみたりします。

 

東洋治療はりきゅう院-大船院-

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