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大人のアトピーと子どものアトピー

投稿日:2016/03/07

3月は、卒業式や人事異動の発表など新生活への期待と不安でいっぱいです。また、その準備期間でもあり心と身体はバランスを保つのに一生懸命です。

そしてこの時期、もう一つ大変なのは「花粉症」。もうすでに花粉は飛び交っていて症状が出ている人は多くいます。毎日が花粉警報発令中。

 

「アトピー」という言葉は、ギリシャ語の「atopia」が語源で、「奇妙な、見慣れない、不思議な」病気という意味で、1920年代に花粉症、気管支喘息、アレルギー性鼻炎等を指していました。

しかし、現在は「アトピー」というと「アトピー性皮膚炎」のことを意味しています。

 

大人のアトピーは心因性とも深く結びついているともいわれます。

家庭環境の変化や職場の変化、対人関係、またハードワークなどによる睡眠不足…など、様々なストレス。

ストレスの原因を把握し、そのストレスと上手に向き合えるようになると症状が軽減されることも多いようです。

 

子どものアトピーはほとんどが食物アレルギーで、乳幼児期のアトピーは、成長するにつれて、喘息やアレルギー性鼻炎など症状を変化させてアレルギー症状を発症します。これをアレルギーマーチと呼びます。

しかし、約80%の方が学童期までに自然に治ると言われます。

 

そして、子どものアトピーもまた様々なストレスや親の過剰な神経質さが、症状を悪化させているとも言われてます。

私は、以前、素材や無添加にこだわった食品会社で働いていた時に、消費者の方々との交流会などでお話をさせて頂いたことが何度かあります。

そのような集まりに来て下さる方の中に、小さいお子様を持つお母さまがいて、「うちの子は結構ひどいアトピーなんです。子どもがアトピーなどにならないように、妊娠中から食事にはかなり気を付けていて、アトピーの原因となるような食材は控えるようにしていたのに…」というのです。

他の交流会でもこのような方が何人かいました。重症化しているアトピーの子のお母さまは、日頃から食事や生活環境にもかなり気を配っています。

子どもを思う親の気持ちに嘘はありません。子どもを思うからこそ、その子の健康にも気を付けます。

けれども、それが度を越してしまった過剰な心配が、子どもの心にも影響を与えているような気がします。

 

 

来院してくださる患者様から「ステロイドは使わない方がいいですよね?」と聞かれます。確かにステロイドを使わなくてもいい状態にもっていきたいと思います。それが正直な私の考えです。

でも、だからと言って症状がひどく痒みも強い。そして「ステロイドを使ってはいけないんだ」と思う気持ちが、さらにストレスを生んでいるのだったら、そのストレスもまた、症状を悪化させているのではないかな…、と思います。

なので、私は「それがストレスになっているようでしたら、使ってください」と答えます。

実際、通ってくださる患者様の中には「脱ステロイドでいろいろなことを試した時より、病院の処方だけより、鍼灸と薬を併用した時の方が、断然治りが早くて、ストレスも少ない」と、おっしゃって下さる方もいます。

その方は、現在、ステロイドは一切使用していません。そして、今も定期的に鍼灸治療に通ってくださっています。

 

アトピーだけには限りませんが、ストレスの原因となっているものと上手に向き合い、対処していくことによって症状が緩和されていくこともあります。

 

鍼灸は自己治癒力を上げていきます。そして、病院とは違い、その施術中もゆったりとリラックスできることが何よりの強みだと思います。

継続することによって、治る身体、治りやすい身体を作っていきます。

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