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白樺花粉が飛ぶ前に

投稿日:2017/03/16

春は鼻炎・花粉症の季節。

北海道は特に今の季節、雪に混ざっていた砂ぼこりが雪解けとともに現れて風によって舞い上がりやすくなります。

暖かくなると白樺花粉も飛び始めます。

最近、「白樺花粉症なんです」とおっしゃる方が多いですね。

白樺花粉症の方は、あわせてサクランボ、桃、リンゴなどの果物アレルギーをお持ちの方が多いです。

花粉症でなくても、鼻が詰まっていたりよく鼻をすすっている方を多くみかけます。

しかし、鍼灸治療、小児はりに通っていると、

「鼻が詰まらなくなった」

「鼻炎の薬をもらいに行かなくても大丈夫になった」

というお声をいただくことが増えてきましたので、春に増えるアレルギー性鼻炎・花粉症についてまとめてみようと思います。

 

まず、現代医学的に見た鼻炎・花粉症とは?

鼻炎・花粉症はアレルギーです。

花粉やアレルゲンに直接細胞が攻撃されているわけではありません。

花粉やアレルゲンを体が異物と感じて免疫が暴走するためにアレルギーが起こるのです。

 

アレルギー性鼻炎・花粉症はⅠ型アレルギー、即時型、アナフィラキシー型とも言われ、抗原(アレルゲン)が入ってくるとすぐに反応が現れます。

ただ、花粉症やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などは遅発型反応も起こるため、ずるずるといつまでも症状が出ているのはこのためです。

 

抗原(アレルゲン)が体内に入ってくると…

 ↓

Th2細胞がB細胞に「異物が侵入したぞー!」と指令を出します。

 ↓

B細胞は形質細胞へ分化し、IgE抗体を産生します。

 ↓

IgE抗体はマスト細胞(肥満細胞)や好塩基球のレセプターに結合します。

マスト細胞(肥満細胞)は粘膜下組織や結合組織などに存在する造血幹細胞由来の細胞で、炎症や免疫反応などに重要な役割をしています。

 ↓

IgE抗体が鼻粘膜にあるマスト細胞に結合すると、免疫反応を誘発しやすい状態になります。

 ↓

次にまた抗原(アレルゲン)が入ってくると、マスト細胞のレセプターにくっついたIgE抗体にまたがって抗原がくっつきます。

 ↓

すると鼻粘膜にいたマスト細胞がケミカルメディエーターを放出し、炎症を起こします。

ケミカルメディエーターとは、

・ヒスタミン…平滑筋の収縮、血管透過性亢進、かゆみ

・ロイコトリエン…平滑筋の収縮、血管透過性亢進、粘液分泌

・プロスタグランジン…血管透過性亢進、末梢血管拡張、発熱

これらのマスト細胞から分泌された物質により、鼻粘膜の筋肉が収縮し、むくみが起こって鼻づまりになり、粘液が分泌してくしゃみ鼻水がでて、熱っぽく感じるのです。

目の粘膜で起きれば、まぶたが腫れたり、痒くて赤くなりますね。

ここまでが即時型の反応なので、抗原が入ってくると数分後には起こります。

 ↓

Th2細胞やマスト細胞は、さらに好酸球を鼻粘膜に動員します。

 ↓

呼ばれた好酸球は活性化して、平滑筋を収縮させたり血管の透過性を亢進させるLT-C4、YPAF、組織傷害を起こすMBP、ECP、EPOを放出します。

これは抗原が入ってきた数時間後に始まります。

発作と回復、傷害と修復をくりかえし慢性炎症となっていくのです。

 

…というのが、現代医学的に見た、今のところわかっている鼻炎、花粉症のメカニズムです。

 

除菌・殺菌のし過ぎ、体質、などによりTh2細胞やB細胞のバランスが乱れていると、IgEを産生しやすく、アレルギーを起こしやすいと言われています。

遺伝的な体質でIgE抗体を産生しやすくなっていることをアトピー素因といいます。

70年代以降に生まれた日本人の9割は何らかのアレルギーをおこすIgE抗体を持っていると言われています。

この頃に乳幼児を取りまく衛生環境が改善したためという仮説があります。

 

では、東洋医学的にみた、鼻炎・花粉症とはどのような状態なのでしょうか?

次回はそのことについて書いていきます。

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