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一覧に戻るNHK【東洋医学 ホントのチカラ】から考える「ツボの可能性」
投稿日:2018/09/28
皆さん、こんにちは。
さいたま市、北与野駅から徒歩2分の【はりきゅう治療院 伍行庵】です。
先週の月曜日(24日)、NHKで興味深い番組が放送されました。
【東洋医学 ホントのチカラ-科学で迫る鍼灸・漢方・ヨガ-】
残念ながらこの日は診療日だったので、私は見逃してしまったのですが・・・
その日から、私が以前に書いたブログ記事へのアクセスが急上昇!
https://gogyoantoyoigaku.wordpress.com/2017/11/25/auricularacupuncture/
何事かと思ったんですが、どうやら番組内で『戦場鍼灸』が紹介されていたせいのようです。
鍼治療がなぜ効果があるのか?
コレに関して、私は今のところ
① マッサージなどでは届かない、体内深部に直接アプローチすることによる反射的な代謝変化。
https://www.shinq-compass.jp/salon/column/10763/35998/
② 皮膚に金属が接触することによるイオン変化に基づく代謝活性。
https://www.shinq-compass.jp/salon/column/10763/36286/
そして
③ 特定の部位(ツボ)と脳との関係。
を想定しています。
例えば、昔からココロの病に多用される『鬼穴』と呼ばれるいくつかのツボ。
これらは手足と顔(特に口周囲)に集中しているのですが・・・
この部位への刺激は、脳の広い範囲に影響を及ぼすことが分かっています。
(脳の感受性の高い部位を大きく表現すると・・・「ホムンクルス」と呼ばれるいびつなヒト型になります)
同様に
番組で紹介された「耳鍼」も、脳へのアクセスがしやすい場所として知られていて、お馴染み「ダイエット耳ツボ療法」なんてのも、そこから生まれた技術。
東洋医学においても耳は『宗脈(すべての脈)聚る所』とされ、重要なポイントです。
当院でも、急性の痛みに関しては『耳鍼』よく使います。
『ツボ』とは、①②③が複雑に絡み合い、全身に作用することを経験的にまとめた数千年の英知の結晶です。
このツボたち、もっともっと、皆さんのセルフケアに用いてほしいですね。
とりあえず、脳が疲れたと感じたら・・・
耳たぶをやさしく揉んでみましょうか^^)
【お知らせ】
10月3日~10日は、海外での医学研修参加のため休診とさせていただきます。
帰国後は、より質の高い施術を皆さまにご提供いたします。
ご期待ください。